サンライズ出版からのお知らせ

2020年 10月 28日

朝日新聞で、疫病退散!角大師ムック編集部編『疫神病除の護符に描かれた元三大師良源』の執筆者・福井智英さんのコメントが紹介されました

 
▼アマビエより元三大師?/延暦寺の高僧 コロナで注目/長浜でお札復刻/「百済寺樽」タグ
……
 大師生誕の地に建立されたと伝わる長浜市の玉泉寺も、3月にお札を復刻した。その後、全国から注文が相次ぎ、約2万枚を配布したという。東近江市の百済寺や農家、それに喜多酒造がプロジェクトチームをつくり、2年前に444年ぶりに復活させた日本酒「百済寺樽」は2月と9月の年2回出荷しているが、この9月から同寺の元三大師のお札をポケットサイズにしたタグを付けて販売している。
……
 元三大師について研究する長浜城歴史博物館学芸員の福井智英さんは、「アマビエはSNSで広まったが、もともとは元三大師の方が知られていた。今回のことをきっかけに、元三大師の存在を若い人にも知って欲しい」と話す。(朝日新聞2020/10/26)‬
 
疫神病除の護符に描かれた元三大師良源
ISBN978-4-88325-693-8
 

2020年 10月 26日

11/2(月)19時~、大阪森ノ宮で『近江の神道文化』出版記念講演「滋賀県の神道文化と現代に残る信仰の形」開催

 
滋賀県神社庁報の連載をまとめた『近江の神道文化』の著者・宇野日出生さんが、滋賀県の神道文化と現代に残る信仰の形をわかりやすく解説します。
御朱印ブームもあり、神社への参拝者は増えているものの、昔の人々の幸せを支えた祈り方の真剣さとは大きな違いがあります。そして、その祈りは現代にも脈々と息づいています。例えば、神々にささげられる神饌や酒、大昔に琵琶湖の津波で消えた社殿跡、文化遺産などの形で残されています。さまざまな史実が複雑に絡み合った宗教文化をお話しします。
 
【催事名】版元ドットコム&まちライブラリー 本をつくるってこういうこと
     『近江の神道文化』出版記念「滋賀県の神道文化と現代に残る信仰の形」
 
【日 時】2020年11月2日(月)19:00~21:00
 
【場 所】まちライブラリー@もりのみやキューズモール
     大阪市中央区森ノ宮中央2-1-70
     TEL.06-6949-9222
     http://machi-library.org/where/detail/563/
  
【講 師】宇野日出生(うの・ひでお)
1955年、滋賀県栗東市生まれ。國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻修了。國學院大學神道学専攻科神道学専攻修了。現在、京都市歴史資料館主任研究員、小槻大社宮司。
 
【参加費】500円(ワンドリンク付き)
 
【定 員】15名
 
【主 催】版元ドットコム西日本&まちライブラリー
 

宇野日出生著『近江の神道文化』 
 

 

2020年 10月 20日

京都新聞で、すみたまき作、いずもしげこ絵『えつこさんとムラサキ公園 ALSのおばちゃんの話』が紹介されました

 
▼ALS 前向きに生きる姿 本に/患者の友人2人、児童書「心まで病気にせず」
 
 筋萎縮性側索硬化症(ALS)で県内の病院に入院する元女性教諭をモデルにした児童書が18日、刊行された。作者は元女性教諭と学生時代に同級生だった元教員の2人。友情が作り上げた本に、元女性教諭は「困難は人それぞれ違うが、心まで病気にせず今できることをしたい」と前向きに生きる。
……公園のそばに住むピアノの先生「えつこさん」がALSを患い、人工呼吸器を装着した生活になる。発症前に講演で声を掛けた子どもが中学生に成長し、職場体験で訪問した病院でえつこさんと再会する―というあらすじ。……(京都新聞2020/10/20)
 
えつこさんとムラサキ公園 ALSのおばちゃんの話
ISBN978-4-88325-703-4
 

2020年 10月 19日

中日新聞で伊藤眞雄著『近江が生んだ漢詩人 小野湖山』が紹介されました

 
▼没後110年、小野湖山の生涯/伊藤さん執筆、本出版
 
 長浜市高畑町出身の漢詩と書道の大家・小野湖山(一八一四〜一九一〇年)の生涯を追った「近江が生んだ漢詩人 小野湖山」が、没後百十年に合わせて出版された。湖山の書は市内に多く残っているといい、湖山ら地域の偉人を顕彰する五先賢の館(同市北野町)の佐治寛嗣館長(72)は「湖山の書の価値を再確認するきっかけになれば」と話している。
 
 湖山は医業を営む農家の生まれ。三歳ごろから字を覚えたといい、同館には五歳の時の書も残る。十八歳で江戸に出て、尊王攘夷(じょうい)運動に加わって安政の大獄で幽閉された。明治維新後は伊藤博文や渋沢栄一らに漢詩を指導するなど、「明治の三詩人」と呼ばれた。
 
 本の著者は米原市出身で元小学校校長の伊藤真雄さん(66)。昨年六月に同館であった湖山の企画展で作品の迫力などに触れ、帰路に執筆を思い立ったという。
 
 戦前の湖山の伝記などのほか、関係者や専門家への取材をもとに執筆。湖山の足跡をつまびらかにした本は、参考にした伝記を除き類がないという。
 
 漢詩や書六十点も写真や解釈とともに掲載。「湖山の長寿の秘訣(ひけつ)」など小話も充実させた。湖山の地元にある田根小学校、浅井中学校では長年、………(中日新聞2020/10/18
 
近江が生んだ漢詩人 小野湖山
ISBN978-4-88325-701-0
 

2020年 10月 16日

京都新聞で歌集『お話の途中』の著者・纓坂佳子さんが紹介されました

 
▼ひと往来:短歌に救われ、初の歌集を出版した/纓坂佳子(おさかよしこ)さん/妹亡くした気持ち詠む
 
 昨年12月、16年間詠み続けた短歌をまとめた初の歌集「お話の途中」(四六判変型、173ページ)を自費出版した。
……
 短歌を詠み始めたのは、2003年12月。出産による妹の死がきっかけだった。「亡くなった人の話を聞かされるのはいやだろうと思った。誰にも話せない自分の気持ちを歌にすることで、私はちょっと救われた」と振り返る。
……
 歌集には400首を収める。3部構成で、1部は妹が中心。2部は子育てや仕事、3部は自然や日々に感じたことを感性豊かに詠んでいる。
 歌集に掲載されている「『そちらにはもう慣れましたか』あなたまでメールが届きそうな空です」は平成が終わる昨年4月、NHKBSが放送した「平成万葉集」の第1回テーマ「ふるさと」で紹介された。
 「短歌は気持ちを正直に出せるのが好き。自分を助けてくれている」……(京都新聞2020/10/16)
 

2020年 10月 14日

京都新聞で青木繁著『トチノキは残った 山里の恵みの自然史と暮らし』が紹介されました

 
▼トチノキの魅力 一冊に/「琵琶湖源流の森を守る」/兵庫の男性刊行
 
……大量伐採の危機にあったトチノキの保全運動を記録するとともに、とち餅や生活用具として人の暮らしと深く結びついてきたトチノキの生態や魅力を一冊にまとめた。
 青木さんは「巨木と水源の郷をまもる会」元代表。執筆の契機は2009年ごろ、住宅の内装材などとして高島市朽木で直径1メートルを超えるトチノキ数十本が伐採されたと知ったことだ。当時、旧県立朽木いきものふれあいの里の館長をしていた青木さんは「1本切ると数十メートルの空間が、2本切ると山の斜面全体がむきだしになる。伐採地はひどい惨状だった」と振り返る。
 著書では、地元住民や研究者、県内外の自然保護団体も参加した保全運動の経過や、トチノキ生態調査を記録した。実の採取などのため、人々が意識的に残してきたトチノキは巨木も多く、「残さなければならない木」との思いを深めていったことも記した。……(京都新聞2020/10/14)
 
トチノキは残った 山里の恵みの自然史と暮らし
ISBN978-4-88325-698-3 
 

2020年 10月 13日

中日新聞で福永保著『近江日野が生んだ名将 蒲生氏郷が攻めた城・築いた城』が紹介されました

 
▼蒲生氏郷ゆかり49城ずらり/松阪、会津若松、日野中野、大河内城など/顕彰会・福永さんが本発行
 
……氏郷は近江の日野で生まれ、織田信長や豊臣秀吉に仕えて、多くの城を戦場にした。一方で、松阪城(三重県)や会津若松城(福島県)の城主となり、築城にも手腕を発揮した。
 著書では、テーマごとに六章に分類。松阪、会津若松の二城を始め、幼少期を過ごした日野中野城(日野町)、信長に仕えた時代の初陣とされる大河内城(三重県)、秀吉に仕えた時代に出世のきっかけとなった小田原城(神奈川県)、石垣構築技術の高さが分かる九戸城(岩手県)、当時の奥州では珍しかった城下町を築いた猪苗代城(福島県)など、各城と氏郷の関係や、逸話、合戦の内容、城の歴史や特徴などを紹介している。
 福永さんは、退職後に「郷土の偉人について知りたい」と考え、もともと城巡りが趣味だったこともあり、「氏郷記」「蒲生軍記」などの古文書や発掘調査報告書を頼りに、九州−東北の城跡を訪れて調べた。……(中日新聞2020/10/13)
 
近江日野が生んだ名将 蒲生氏郷が攻めた城・築いた城
ISBN978-4-88325-702-7
 

2020年 10月 12日

毎日新聞で伊藤眞雄著『近江が生んだ漢詩人 小野湖山』が紹介されました
 
▼明治の三詩人 湖山研究/「謙虚な生涯に共鳴」/彦根の伊藤さんが出版
 
……
 湖山は近江国浅井郡高畑村(現在の長浜市高畑町)生まれ。18歳で江戸に出て、初めは医学、後に詩を学び、三河国吉田藩(愛知県)に仕えたが、尊皇攘夷(じょうい)運動に加わったため、安政の大獄で幽閉された。明治維新後は伊藤博文や渋沢栄一らに漢詩を指導し、大沼枕山(ちんざん)、鱸松塘(すずきしょうとう)とともに「明治の三詩人」と称され、数多くの作品を残した。 
 
 同書は2019年6月に地元ゆかりの偉人を顕彰する施設「五先賢の館」(長浜市北野町)で開かれていた企画展で、湖山の作品に心を打たれた伊藤さんが約半年かけて初稿を書き上げた。4部構成で、第1部は湖山の生涯をたどり、第2部は湖山の漢詩や書を現代かな遣いで紹介。第3部は、北海道探検で知られる松浦武四郎を描いた「北海道人樹下午睡図(じゅげごすいず)」(重要文化財)に湖山の姿があるという米コロンビア大名誉教授の指摘などに言及している。第4部では、地域に残る湖山の書などについて記した。
 
 伊藤さんは「謙虚で、人のために尽くした湖山の生涯に共鳴した」と語る。A5判288ページ。2200円。全国の書店のほか、五先賢の館、長浜城歴史博物館で販売。……(毎日新聞2020/10/11
 
近江が生んだ漢詩人 小野湖山
ISBN978-4-88325-701-0
 

2020年 10月 09日

小倉榮一郎著『近江商人の理念 近江商人家訓撰集 増補版』が毎日新聞で紹介されました

 
▼中村治兵衛宗岸・伊藤忠兵衛ら/近江商人の理念詳しく/彦根の出版社、増補版を発刊
 
…… 
 著者の故・小倉栄一郎氏(1924~92年)は滋賀大経済学部長などを務め、近江商人のモットー「三方よし」を広く紹介したことで知られる。今回は2003年の初版同様、「近江商人の発祥とその系譜」から始めている。発祥地ごとに「高島商人」「八幡商人」「日野商人」「湖東商人」と4分類。薬や麻布を行商し、北関東で醸造業に転じた日野商人など、それぞれの特徴を記述。また近江は天領や他国の飛び地領などが多く、交易と地場産業が早くから発達したと歴史的背景にふれている。
 
 続いて麻布商の中村治兵衛宗岸(1685~1757年)が子孫に「三方よし」を指示した遺言状の写真を掲載。さらに、伊藤忠商事や丸紅を興した伊藤忠兵衛▽江戸・日本橋に大店(おおだな)を構え萌黄色(もえぎいろ)の蚊帳を考案した西川甚五郎▽てんびん棒を肩に商圏を広げ、修身教科書の題材にもなった高田善右衛門――など各商人のプロフィルを新たに加えている。(毎日新聞2020/10/09
 
近江商人の理念 近江商人家訓撰集 増補版
ISBN978-4-88325-687-7
 

2020年 10月 05日

毎日新聞で北川司郎編著『大沢四方山話 彦根市・平田町大沢の歴史散策』が紹介されました

 
▼1000年の地域史 自費出版/平安~現代 元県職員の北川さん/郷土愛あふれる労作
 
 彦根市平田町大沢地区の約1000年にわたる歴史を元県職員、北川司郎さん(76)がまとめ自費出版した。タイトルは「大沢四方山(よもやま)話―彦根市・平田町大沢の歴史散策」でA4判76ページ。写真や地図など計108枚も盛り込み、平安期の起源から現代までを詳しく紹介。ふるさとへの熱い思いが感じられる労作だ。
 
 巻頭には古地図(1893年)と航空写真3枚(1946、79、2011の各年)を掲載した。水田地帯が高度成長期、急速に宅地化された様子が一目瞭然だ。
 
 続いて平安から江戸期の歴史をたどっている。現在の大沢地区を貫くベルロード商店街(県道2号)は、11世紀末、人々が彦根山の寺に詣でるための「巡礼街道」だった。関ケ原合戦後は井伊家がこの山に彦根城を建築。城の南西2キロほどにある大沢地区では、藩主らがタカ狩りをするようになった。勢子(せこ)(鳥獣を駆り立てる役)が必要となり、入植者に家と土地を与えて約30戸の集落が作られたと説明している。
……
「郷土史論文などの引用も多いですが、自分史のようなつもりでまとめてみました。郊外がどのように都市化されていったのか、日本の一つの縮図として読んでいただければ」と話している。市内の図書館、公民館などに配布を予定している。北川さんの連絡先は(0749-26-5639)。(毎日新聞2020/10/03
 

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