2020年 10月 19日

中日新聞で伊藤眞雄著『近江が生んだ漢詩人 小野湖山』が紹介されました

 
▼没後110年、小野湖山の生涯/伊藤さん執筆、本出版
 
 長浜市高畑町出身の漢詩と書道の大家・小野湖山(一八一四〜一九一〇年)の生涯を追った「近江が生んだ漢詩人 小野湖山」が、没後百十年に合わせて出版された。湖山の書は市内に多く残っているといい、湖山ら地域の偉人を顕彰する五先賢の館(同市北野町)の佐治寛嗣館長(72)は「湖山の書の価値を再確認するきっかけになれば」と話している。
 
 湖山は医業を営む農家の生まれ。三歳ごろから字を覚えたといい、同館には五歳の時の書も残る。十八歳で江戸に出て、尊王攘夷(じょうい)運動に加わって安政の大獄で幽閉された。明治維新後は伊藤博文や渋沢栄一らに漢詩を指導するなど、「明治の三詩人」と呼ばれた。
 
 本の著者は米原市出身で元小学校校長の伊藤真雄さん(66)。昨年六月に同館であった湖山の企画展で作品の迫力などに触れ、帰路に執筆を思い立ったという。
 
 戦前の湖山の伝記などのほか、関係者や専門家への取材をもとに執筆。湖山の足跡をつまびらかにした本は、参考にした伝記を除き類がないという。
 
 漢詩や書六十点も写真や解釈とともに掲載。「湖山の長寿の秘訣(ひけつ)」など小話も充実させた。湖山の地元にある田根小学校、浅井中学校では長年、………(中日新聞2020/10/18
 
近江が生んだ漢詩人 小野湖山
ISBN978-4-88325-701-0
 

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード。

最近の10件

ページの上部へ