2020年 10月 12日

毎日新聞で伊藤眞雄著『近江が生んだ漢詩人 小野湖山』が紹介されました
 
▼明治の三詩人 湖山研究/「謙虚な生涯に共鳴」/彦根の伊藤さんが出版
 
……
 湖山は近江国浅井郡高畑村(現在の長浜市高畑町)生まれ。18歳で江戸に出て、初めは医学、後に詩を学び、三河国吉田藩(愛知県)に仕えたが、尊皇攘夷(じょうい)運動に加わったため、安政の大獄で幽閉された。明治維新後は伊藤博文や渋沢栄一らに漢詩を指導し、大沼枕山(ちんざん)、鱸松塘(すずきしょうとう)とともに「明治の三詩人」と称され、数多くの作品を残した。 
 
 同書は2019年6月に地元ゆかりの偉人を顕彰する施設「五先賢の館」(長浜市北野町)で開かれていた企画展で、湖山の作品に心を打たれた伊藤さんが約半年かけて初稿を書き上げた。4部構成で、第1部は湖山の生涯をたどり、第2部は湖山の漢詩や書を現代かな遣いで紹介。第3部は、北海道探検で知られる松浦武四郎を描いた「北海道人樹下午睡図(じゅげごすいず)」(重要文化財)に湖山の姿があるという米コロンビア大名誉教授の指摘などに言及している。第4部では、地域に残る湖山の書などについて記した。
 
 伊藤さんは「謙虚で、人のために尽くした湖山の生涯に共鳴した」と語る。A5判288ページ。2200円。全国の書店のほか、五先賢の館、長浜城歴史博物館で販売。……(毎日新聞2020/10/11
 
近江が生んだ漢詩人 小野湖山
ISBN978-4-88325-701-0
 

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