▼1515種をリストアップ/県レッドデータブック最新版/イブキコゴメグサ 危惧種に
県は、絶滅の恐れのある野生動物などをまとめた「滋賀県で大切にすべき野生生物―滋賀県レッドデータブック」最新版(2020年版)を発表した。絶滅種は、コバンムシとスジゲンゴロウの2種が追加され17種になった。また、絶滅危惧種に県固有種のイブキコゴメグサなど191種(前回15年版比15種増)を、絶滅危機増大種にヨツボシカミキリなど173種(同27種増)を選定した。
県は1997年から「生きもの総合調査」を実施し、05年から5年ごとにレッドデータブックとして発表している。動植物は、絶滅危惧種▽絶滅危機増大種▽希少種▽要注目種▽分布上重要種▽その他重要種▽絶滅種――の七つに分類される。最新版では計1515種(前回比76種増)がリストアップされた。……(毎日新聞2021/05/14)
▼なるほドリ:県の「レッドデータブック」って何?/絶滅・減少の恐れ 生きもの記載/年々増加傾向 七つの区分
なるほドリ 県の「レッドデータブック」という本が出たそうだけど、どういうものなの?
記者 「滋賀県で大切にすべき野生生物―滋賀県レードデータブック2020年版」ですね。もう消えていなくなりそうな、つまり、絶滅(ぜつめつ)してしまいそうな県内の動植物や、数が少なくなっている貴重な生きものをまとめた本です。05年版から5年ごとに出版されていて、20年版は4回目になります。書店で販売(4400円)されています。
今回の本には、1515種の生物の情報が載っています。05年版1219種▽10年版1288種▽15年版1439種――と、だんだん増えてきています。……(毎日新聞2021/05/19)