サンライズ出版からのお知らせ

2021年 5月 01日

滋賀県生きもの総合調査委員会編『滋賀県で大切にすべき野生生物 滋賀県レッドデータブック2020年版』が中日新聞で紹介されました

 
▼絶滅危惧種 新たに15種追加/県レッドデータブック20年版発刊 イブキコゴメグサなど
 
……絶滅危惧種に追加したのは、県の固有種で伊吹山に生息し、観光客の踏み付けや砂防工事の影響で生息地が減少しているイブキコゴメグサなど。
 絶滅危機増大腫にはオオワシなど173種、希少種にカイツブリなど502種を選定した。50年以上生息が記録されていないコバンムシとスジゲンゴロウは絶滅したと判断した。……(中日新聞2021/04/28)
 
滋賀県で大切にすべき野生生物 滋賀県レッドデータブック2020年版
ISBN978-4-88325-722-5
 

2021年 5月 01日

神社新報で宇野日出生著『近江の神道文化』が紹介されました

 
▼神社を通してみる 地域の歴史と文化
 
 近江は豊富な史料と伝承の存在によって多くの研究者から注目され、神社の歴史民俗的研究にとって重要な示唆を与へ続けてきた地域である。本書は、この地域の神道文化を親しみやすい文章と美しい写真をふんだんに用ゐて紹介したものである。滋賀県内を四地域二十五話に分けてバランスよく紹介し、各話に写真・図版を四点以上挿入することで視覚的にも理解しやすいレイアウトになってゐる。
 
 由緒、社殿、祭礼など一般的事項を網羅した単なる県下神社の要覧ではなく、神社を軸とした地域社会の歴史文化、つまり神道文化紹介の書である。
 わが国の神道文化を理解するための着眼点を学ぶうへでも格好の入門書であるといへよう。
 
〈税込3080円、サンライズ出版刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍
 
(國學院大學助教・柏木亨介、神社新報2021/04/26)
 
近江の神道文化
ISBN978-4-88325-706-5
 

2021年 4月 27日

中日新聞で用田政晴著『琵琶湖と古墳 東アジアと日本列島からみる』が紹介されました

 
▼琵琶湖と古墳の関係は/神戸学院大・用田教授 冊子出版
 
 彦根市在住で、神戸学院大人文学部教授の用田政晴さん(65)が、琵琶湖と古墳の関係性をまとめたブックレット「琵琶湖と古墳〜東アジアと日本列島からみる」を、サンライズ出版(彦根市)から出版した。……(中日新聞2021/04/26
 
琵琶湖と古墳 東アジアと日本列島からみる
ISBN978-4-88325-718-8
 

2021年 4月 23日

京都新聞で滋賀県立公文書館企画・編集『歴史公文書が語る湖国 明治・大正・昭和の滋賀県』が紹介されました

 
▼県の歴史 公文書から見る/県立館が書籍発行「大津事件」など歩み解説/全ページ半分 写真や絵図で
 
 ……明治時代の城郭保存、近江商人と近江米、彦根製糸場と工女たち、実現しなかった鉄道路線、鰉(ひがい)やニジマスの燻製などを好んだ皇室と近江の幸、マラリアの撲滅対策、終戦後の進駐軍の接収施設で働いた日本人に焦点を当てた連合軍総司令部(GHQ)の時代などを紹介する。……(京都新聞2021/04/23)
 
歴史公文書が語る湖国 明治・大正・昭和の滋賀県
https://www.sunrise-pub.co.jp/isbn978-4-88325-719-5/
 

2021年 4月 12日

中外日報で小寺慶昭著『近江の狛犬を楽しむ』が紹介されました

 
▼「浪花」の進出 阻む近江商人
 
 全国推定7万対の狛犬の悉皆調査を志す著者が滋賀県の1826社と4寺を調査し、「参道狛犬」1385対を分析した。
 
 県内神社の狛犬の設置率は約61%で、全国平均の59%と比べ少し高い。京都50%、大阪78%、兵庫50%、三重61%、和歌山55%、東京23区43%となっており、戦前に神社合祀が徹底された地域で設置率が高くなると分析している。
 
 全国の神社の参道に狛犬を建てるのが一般化するのは江戸時代の承応年間(1652~55)以降で、大衆化するのは天明(1781~89)からという。県内最古の参道狛犬は甲賀市土山町・加茂神社の1793年の狛犬だが「街道からも外れた村に時期が早すぎる」と首をかしげる。江戸時代の狛犬のほとんどは大坂商人が広めた「浪花狛犬」型だが、近江商人の地元には一切ない。代わりになぜか「出雲狛犬」型が普及していると指摘する。
 
 著者が「日本一の狛犬」とたたえるのが栗東市・大宝神社の重要文化財・木造狛犬(鎌倉時代初期)だ。神殿に置かれる「陣内狛犬」だが、石造狛犬の産地として知られる愛知県岡崎市の職人が本像をモデルとしたことで全国に広まった。獅子・狛犬の違いの俗説の検討や、賽銭泥棒と間違われない工夫など調査中の逸話も面白い。
 
 定価1650円、サンライズ出版(電話0749・22・0627)刊。(中外日報2021/04/02)
 
近江の狛犬を楽しむ
ISBN978-4-88325-199-5
 

2021年 4月 12日

滋賀県立図書館報「図書館しが」で小寺慶昭著『近江の狛犬を楽しむ』が紹介されました

 
▼湖国の本棚
 
『近江の狛犬を楽しむ』小寺慶昭著 サンライズ出版 2020 年12 月刊(1,500 円+税)
 
 神社や寺院の前に置かれた狛犬。本書は、この狛犬に魅せられて、京都・大阪府内の全ての狛犬を調査したのち、滋賀県内の全神社を踏破して狛犬1,385 対を丹念に調べ上げた、滋賀県狛犬の集大成です。
 時代や地域による特徴だけではなく、著者が「日本一の木造狛犬」と推す大宝神社の狛犬を筆頭に、「日本一の石工」と謳われた丹波佐吉の狛犬、信楽焼や備前焼、青銅製の狛犬など、県内の狛犬の魅力について余すところなく紹介します。
 また、狛犬の魅力に加えて、狛犬寄進に込められた当時の人々の気持ちにも著者は思いを馳せます。(「図書館しが」2021/04、225号)
 
近江の狛犬を楽しむ
ISBN978-4-88325-199-5
 

2021年 4月 05日

滋賀民報で小笠原好彦著『古代近江の三都 大津宮・紫香楽宮(甲賀宮)・保良宮の謎を解く』が紹介されました

 
▼「滋賀民報」連載が本に/「古代近江の三都 大津宮・紫香楽宮(甲賀宮)・保良宮の謎を解く」/【書評】成安造形大学非常勤講師・大橋信弥 ”これからの近江古代史研究の道標に”
 
……古代近江の造営された3つの宮都の所在地・構造・遷都理由などについて、最新の発掘調査と古代史研究の成果によって新たな見通しを示されたもので、これからの近江古代史研究の道標になるものといえましょう。現地を訪れる際のガイドブックにもなるように工夫されており、多くの読者は、本書を手に取って、それぞれの近江古代の宮都論を描くことができるでしょう。(滋賀民報2021/04/04
 
古代近江の三都 大津宮・紫香楽宮(甲賀宮)・保良宮の謎を解く
ISBN978-4-88325-715-7
 

2021年 4月 05日

労働新聞で上野善久著『戦後日本流通業のイノベーター ファミリービジネスの業種転換事例』が紹介されました

 
▼【GoTo書店!!わたしの一冊】第12回『戦後日本流通業のイノベーター ファミリービジネスの業種転換事例』上野善久 著/荻野 勝彦
 
 大正6年、近江で酒蔵を営む旧家から一人の野心あふれる若者が上京し、酒類販売業に進出した。“戦後日本流通業のイノベーター・上野久一郎”だ。
 
 当時の東京で人気のあった灘や伏見の名門酒蔵は、新参者は相手にしておらず、久一郎は地酒を扱うことを考えた。ブランド力で劣ることを逆手に取り、飲める店を絞り込んで稀少価値を生み出したのだ。献立は短冊に書いて壁に貼る、冷や酒は一合枡に小さなグラスを入れて溢れるくらいに注ぐなどの経営ノウハウも考案した。
 
 当時は斬新なものだったこの居酒屋スタイルは大ヒットとなり、戦後の復興期にあって山手線駅前の一等地を持つ地主たちが争って開業することとなった。すると久一郎は店舗経営に必要な店員や調理人の育成発掘にも取り組んだ。今の言葉でいえば、プライベートブランドやフランチャイズ展開に近いものだ。本書の前半では、こうした久一郎の様ざまなイノベーターぶりが紹介されている。……(労働新聞2021/03/29
 
戦後日本流通業のイノベーター ファミリービジネスの業種転換事例
ISBN978-4-88325-699-0
 

2021年 3月 30日

▼情報誌「アクセス」で関根英爾著『細谷卓爾の軌跡 水俣から琵琶湖へ』が紹介されました

 
▼『細谷卓爾の軌跡 水俣から琵琶湖へ』●関根英爾著
 
 細谷卓爾は、一生涯を滋賀県における労働組合運動、県の財政健全活動、琵琶湖浄化活動・せっけん運動、生協環境活動、チッソの水俣闘争、三池炭じん爆発事故者(CO裁判闘争)への援助、生協環境活動に捧げ、誠実に尽力された人である。……(古賀河川図書館・古賀邦雄、地方小出版情報誌「アクセス」第531号、2021/04/01)
 
細谷卓爾の軌跡 水俣から琵琶湖へ
ISBN978-4-88325-712-6
 

 

2021年 3月 30日

ラジオ関西で、疫病退散!角大師ムック編集部編『疫神病除の護符に描かれた元三大師良源』が紹介されました

 
▼文豪・谷崎潤一郎が訪ねたかった生誕地 アマビエ・鍾馗に続く疫病除け 実在した平安の高僧、「元三大師」を知っていますか?
 
……「見てて面白い姿ですよね」地元・長浜城歴史博物館の学芸員・福井智英さんが微笑んでその姿を眺める。福井さんは1995年、長浜の歴史を研究するなかで元三大師・良源の存在を知る。「比叡山の高僧、天台座主になった人物が、姿を変えて民衆を守るというストーリーに魅力を感じました。妖怪・アマビエはSNSで広まりましたが、もともとは実在の人物としての元三大師の方が知られています。何となく愛嬌もありますし、元三大師のお札や護符を、機会あるごとに集めるようになりました。イケメンにコワモテ……いろんな表情があるんですよ」
 
 福井さんの護符のコレクションをはじめ、それぞれの寺院が出す護符の元三大師の表情が微妙に異なる。
 
「独特のポーズなので、初めてご覧になった方は一体何者なのかと思われるでしょう。学芸員としての見地でお答えすると、仏教には如来、菩薩、明王などさまざまな仏が存在しますが、なかには恐ろしい、怖い姿をした代表的なものとして不動明王(大日如来の化身とされる)がありますよね。あえてそうした恐ろしい姿で教えを導くという側面があると思います。ただ元三大師の目がくりっとしていたり、口元が笑っているように見えるのは、観音の化身とされているからで、慈悲の心を表現しているのかもしれません」
 
「最澄が比叡山を開創して延暦寺の礎を築きますが、その約180年後に現れた元三大師・良源のころには延暦寺が衰退、山内の風紀も乱れて立て直しを図ります。もともと僧としての能力が高いから摂政・関白をつかさどる藤原家から一目置かれ、当時の政治ともうまく付き合いながら諸堂の再建のため資金援助のバックボーンを作ったのが功を奏し、比叡山をかつてないほどに発展させたところが、経営者の心に響くのだと思います。時代の流れを読んで政治と結びついた大きな決断力。これこそが功績でしょうね」
 
 福井さんは2020年6月、元三大師の生涯とその信仰について記した本「疫神病除(えきしんやまいよけ)の護符に描かれた 元三大師良源」を出版した。(サンライズ出版・32ページ 税込み990円)。すでに増刷も決まっているという。……(ラジオ関西トピックス2021/01/03)‬
 
疫神病除の護符に描かれた元三大師良源
ISBN978-4-88325-693-8
 

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