2010年 12月 21日

GO GO 江ちゃん!!

NHKの大河ドラマは来年50回を迎える。
その記念すべき50作目は近江の武将浅井家の三人娘のドラマである。
茶々、初、江の三姉妹の末っ子が主人公だというが、聞くところによれば、
史料が少ないらしく、当然お姉さんのことなどもドラマでは描かれるのだろう。
 
浅井家は近江の北、小谷城の城主であったから、当然滋賀県は沸き立っている。
実は2年前、『戦国大名浅井氏と北近江』、『歩いて知る浅井氏の興亡』という
浅井の本を2冊発刊したのだが、今ひとつ動きが悪かった。
それにもめげず、今度は大河ドラマの誘致作戦をしたいという地元の熱意に
呼応して昨年夏、『花々の系譜-浅井三姉妹物語』を発刊したところ、
ちょうど発刊と同時に、50回目の大河ドラマが浅井家に決まったのだった。
 
おかげさまで、『花々の系譜』は増刷。先月は『浅井三姉妹を歩く』、
そして今月ようやく『江・浅井三姉妹博覧会公式ガイドブック』が出来上がった。

実は三姉妹は、戦国の政略結婚のため、全国各地を転々とするのだが、
本貫は北近江。是非、本を片手に近江へお越しあれ。
 
ところで、タイトルの「GO GO 江ちゃん」というフレーズ、
「戦国鍋TV」というローカル4局の番組で「浅井三姉妹 アザイズム」というユニットが
「茶々、初、GOチャーン、浅井三姉妹ー」と歌っていたので、
ついついそのノリでつけてしまった次第。

 

2010年 12月 15日

サンライズの電子書籍始めました。

ウチの社長は結構、新しいもん好きで、ホームページを作ったのも早かったし、電子書籍も同様。
もちろん自分でするわけではなく、社員の誰かに標的を定めて「お願い、やってね」というのである。
そして、標的?になったM氏は「あの~、明日の土曜日会社明いてますか~?」と聞きつつ、ひたすら頑張ってくれました。ちょうど私はその頃、観音さまや阿弥陀さまと格闘していた時期で、もちろん会社は明いてます。それぞれが粛々と仕事をしていました。
アップルと連絡取るのは、英語らしいけど聞いて来られても、私は語学がダメなんで「ごめん、わからん」で済ましていたのに、M氏はその手続きも自力でしてくれました。本当にごめんなさい、そしてありがとう。

というわけで、見事にサンライズ電子書籍が3冊発刊しました。

でも、私買い物ができないよー。
とりあえず、iTuneとやらをダウンロードしたけど、
iphoneがないとあかんのね。

やっぱり、携帯を替えるべきなのか……。

2010年 11月 16日

実りの秋は忙しい

私は「アリとキリギリス」のアリのような性格で、秋は保存食作りにいそしんでいます。そこでここ一ヶ月を振り返ってみました。 

 
まずは、母がドーンと買ってきた枝豆。ビールのつまみにしては、ちと多すぎるのではないかということで、残りは茹でて冷凍にしました。枝豆スープやごはんに混ぜたりしたのですが、大豆とひじきの五目煮を作ったとき、ゆでて冷凍にしていた大豆が少なかったので、枝豆も加えたところ、彩りもよくなりました。  
10月の中旬はシソの実が獲れます。こちらはサッと茹でて、塩を振り一日重石をします。翌日、上がった水を捨てて、塩をまぶしてビン詰めにすれば一夜漬けに入れたり、ヤキメシのアクセントにしたり、シソ&ちりめんじゃこというのもできます。


 
さて、こちらは伊吹山の麓、弥高のさつまいもです。
10月の初め、「上平寺のゆうべ」のときに買おうと思っていたのですが、今年は夏のひでりで収穫が少なかったそうで、10月24日の「弥高の収穫祭」に行き、買ってきたものです。実はこの倍ほど買って500円でした。  

大学いも、スイートポテト、かりんとうにしたけど、まだしばらく楽しめそうです。
 
秋といえば、茗荷の梅酢漬けも忘れてはいけないアイテムです。
茗荷は夏に採れるものは結構グサグサしているのですが、秋茗荷は実がしまっているため、こちらを1日塩漬けにしたものを、梅酢に酢を足してビン詰めします。 
刻んで、お寿司の具にしたり、ヤキメシに入れたりして使います。

 
 

さて、これは初挑戦することになった食用菊です。
編集のk君が坂本へ取材へ行ったときにもらってきた菊です。坂本では食用菊の栽培が盛んで、ちょうど今の時期、菊三昧のお料理が坂本で食べられるのです。
菊の花、約80の花びらだけをむしり取ったのがこれです。鍋に湯を沸かし酢を少々入れたところに洗った菊の花びらをいれて、サッと茹で、水で冷やします。ザルに上げて、軽く水気を切って、酢カップ1と砂糖カップ2/3、塩小さじ2を混ぜた調味液に入れて容器に入れました。
お正月までだとこのままの色が保てると書かれていたけど、果たしてうまくいくかなぁ?
酢のものに入れたり、お寿司にちらしたりできそうです。 
 
 
 そして、滋賀県の伝統食である日野菜。見たところは大根ぽいですが、かぶらの仲間。日野菜も最近では改良したミニ日野菜を洋食のメニューに使ったりされているらしいですが、やっぱり日野菜は漬物が一番。 
写真の日野菜は日野町三十坪(ミソツボ)産。日野の八百屋の店先で見かけたので、思わず買ってきました。
さくら漬けは簡単だけど、これは糠漬けに挑戦することにしました。手抜きして半日だけ干した日野菜を糠と塩とザラメを混ぜた混合ぬかに漬けています。今月末頃になれば食べられそうです。果たしてうまく漬かっているかどうか……。 
 
さて、滋賀県の食材を使ったお料理については『つくってみよう滋賀の味』にいろいろレシピがありますので、ご興味のある方は是非どうぞ。

2010年 11月 4日

日野町正明寺の御開帳に行きました

文化の日、33年に一度しか拝観できない観音さまにお出会いしました。
正明寺さんは近江西国三十三所の札所で、十年ほど前に仕事の関係もあって、三十三所を廻ったこともあり、とても大きな魚板が印象に残っていたお寺でした。お寺のすぐ近くには鎌倉、室町時代の蔵骨器が見つかった大谷古墓があり、今はこじんまりしたお寺ながら(江戸時代に本堂は再建され、現在は黄檗宗の禅寺)、800年ほど前は、丘陵一帯に伽藍が建っていたのだろうなと、勝手に思いを巡らしてしまいました。
秘仏の三尊像は、お厨子の前まで行くことができ、じっくりと拝ませていただきました。秘仏として普段は開かずのお厨子におられるため、胸の瓔珞は色こそ褪めていますが、残っていました。
正面右手の禅堂は平成12年に落雷で焼失。ちょうど檀家の役員さんが寄り合いをしておられたときだったため、お堂の仏像はなんとか運び出して無事だったと聞きました。当時も禅堂には大日如来さんがおられたのかどうかを聞くのを失念していましたが、あの大日さんもなかなかの美形(こういう表現は不適切か?)で、必見。
ご開帳は11月23日までです。

2010年 10月 25日

『愛知の山城ベスト50を歩く』好調です

精文館書店さんの売上ランキングでなんと5位に!! ありがとうございます。
「愛知の山城の本作れるかな?」と私がふとつぶやいたら、それが2年もしないうちに実現してしまいました。これもひとえに執筆者のみなさまのおかげ、そして城郭探訪好きの読者のみなさまのおかげです。ありがとうございます。
本の企画を立てるとき、「こんな本があれば便利だろうな」と思うこと。私が一番最初に手掛けたのは『近江之中山道道中案内図』でした。これは、まだISBNコードを取得していないときに作った3冊セットの冊子で、未だにコードをつけていませんが、家の前を旅人が往来するのを見て、「こんなガイドブック作ったら便利やね」「ほな、作ろか」という軽いノリで作りました。でも実は軽くはなく、道は3回以上歩いたり、車で走ったりしたし、取材、文献を調べたりしました。
山城シリーズも同じく、旧知の城跡であっても執筆者の方々は、現地へ再調査して書いてくださっています。そうした積み重ねがあってこそ、便利な本が出来ていくのだとつくづく思います。

2010年 10月 14日

正明寺は観音正寺・梵釈寺とつながるのかどうか?

『近江の祈りと美』の仕事をしているとき、写真家の寿福さんが「正明寺の千手観音さんは観音正寺の焼けた観音さんによく似ている」と言われた。なるほど写真で見ると本当に似ておられる。時代も同じく室町時代で共に天台宗寺院だったときの作である。観音正寺の観音さんは胎内に作者が書かれていたのだが、正明寺の観音さんは果たしてどうなのか?

先日、大石真人著『近江路の古寺を歩く』(山と渓谷社)を読んでいたら、蒲生町の梵釈寺は正明寺の晦翁禅師が天和年間に開創したお寺だと書かれていた。梵釈寺の御本尊・伝観音像は実は宝冠阿弥陀像であるということは『近江の祈りと美』で高梨さんも解説されており、「ここは重文の正式名称ではなく宝冠阿弥陀像と書いておこう」といわれた、謎めいた仏さまである。もしかしたら正明寺さんにおられた宝冠阿弥陀像が梵釈寺に来られたのでは……などと、勝手な想像をしてしまう。 

とりあえずは、17日からご開帳になる正明寺の観音さんを拝観に行くべし。

 

2010年 10月 13日

仏像ってむずかしい4

今回は仏像というよりも、お寺や神社の名前について、むずかしいことのお話です。
まず大津の園城寺(おんじょうじ)さんは通称は三井寺さんと言われています。三井寺の由来はといえば、天智、天武、持統の三天皇が御産湯をつかったという「閼伽井屋」という井戸があり、これが「御井」(みい)と言われ、それが三井寺になったのです。今回は図版に表記する所有者名として正式名称をいれたのですが、もしかするとわからない人もおられるかもしれませんね。
国宝十一面観音さんのおられる高月の向源寺さんについては、このお寺の住所が「渡岸寺」なので、ついつい渡岸寺の観音さんという人が多いのですが、これはまちがいです。
その他、高月の充満寺(じゅうまんじ)は西野薬師堂、日吉神社は赤後寺(しゃくごじ)、鶏足寺(けいそくじ)は己高閣(ここうかく)というように本当にややこしいですね。

2010年 10月 12日

京極氏のお干菓子

10月9日(土)に開催された上平寺戦国浪漫の夕べは、あいにくの雨で、
会場が伊吹薬草の里に変更され、ろうそくの灯りに包まれた上平寺庭園の
幽玄の世界には浸れませんでした。
でも、午後の講演会には多くの方が来場され、
熱心に講演会を聞いておられました。
 
で、私は…というと、毎年お茶席がかけられるので、そちらで一服。
 
 

なんとまあ、今回は京極氏の家紋のお干菓子が登場しました。
作られたのは京極氏の菩提寺・徳源院の奥様。
左の大徳寺納豆入りのお干菓子は和三盆の甘さと大徳寺納豆の塩味が
うまく融合していて、もうひとつ欲しかったくらいでした。
来年は晴れますように!! 

2010年 10月 11日

滋賀県は地味で良い?

ようやく『近江の祈りと美』の印刷も終わり、あとは製本を待つばかりになり、本日は久々に近くの山を散策し、自生の紫蘇の実を採ってきた。 
ところで滋賀県は国宝・重要文化財の仏像が全国で3番目に多いというのにもかかわらず、どうもそのことが全国に浸透していないのではないだろうか?
2007年に講談社が『週刊 日本の仏像』全50巻を出したが、奈良、京都、奈良、京都の繰り返しで、滋賀県と言えば、15号「湖北、湖東の観音めぐり」と27号「延暦寺千手観音と比叡山」の2巻のみ。あまりにも露出度が少ないというか、知られていない。 
まあ、観光寺院が多いわけではなく、拝観のときは、地元の寺世話さんに電話をして、お堂を開けてもらうというところも多いから週刊○○で派手にできないという理由はわからなくもない。 
ということは同じ講談社が発刊している『原寸大 日本の仏像』も奈良編と京都編の次は、たぶん出ないであろう。 
そんなわけもあり、このままだと滋賀県の仏像の本は絶対できないままになってしまうーっ!! といういわば危機的意識もあり、今回滋賀県の仏像をまとめた本を作ることになったのだ。 
ずっと作りたいという思いはあったが、著者の寿福さんと高梨さんにお願いしたのは昨年12月、なんとか来週出来上がる。 
タイトルにはあえて仏像とか彫刻という名前を入れず、装丁もきわめてシンプル。制作途中で、ケースはカラーにしようと変更したものの、表紙は文字のみというあえて「地味」にした。
派手でなくても良い。でも多くの人に近江のほとけさまを知ってほしい。

2010年 10月 6日

連日のイベント終了

10月2日岡崎市で開催したシンポジウム、200名以上のご来場をいただきありがとうございました。
県外からのご参加も多く、盛会でした。愛知城郭研究会、岡崎市教育委員会の皆さまに御礼申し上げます。
翌3日は「鳥居本宿場まつり」。お天気が危ぶまれたものの、4時頃までなんとか持ちこたえました。喫茶、食事処に加え、一般公開の民家も増えました。我が家の前のヴォーリズさんのお家の前は、ひっきりなしに、イベントが行われていました。
普段は静かな中山道ですが、各地から多くの方にお越しいただき、江戸時代の面影のこる町歩きを楽しんでいただきました。 

 

 
さて、次の土曜日は伊吹山の麓、上平寺「戦国のゆうべ」で本の販売をします。

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