2012年 1月 31日

デジタル自費出版はいかが

昨年あれほど大騒ぎした電子書籍でしたが、最近少しなりを潜めているような気配が感じられます。もうニュース性がないからなのでしょうか、それとも、やはり紙の本が・・・ということなのでしょうか。
いづれにしろ電子書籍が凌駕するのではなく、棲み分けが始まっているのでしょう。
ところでNPO法人日本自費出版ネットワークとジャグラでは「デジタル自費出版」サイトで自費出版本を電子書籍化して掲載する事業展開を進めている。すでに160冊程度が掲載されているが、当社制作の自費出版本も今後順次掲載を予定しており、本日その第1号として、歌文集『鯛のめだま』が掲載となった。在庫切れのもの、あるいは在庫があるのでもっと販売したい、異なった人々に読んでほしいなどのご希望の方には、最適にシステムといえます。詳細については、小社までおといあわせください。

2011年 12月 28日

どうぞ良いお年をお迎えください

昨日FM滋賀でも紹介しましたが、本年、滋賀県の大きな歴史トピックとしては、やはり大河ドラマ効果が筆頭でしょう。長浜市で開催された大河ドラマ関連の博覧会への入場者も予想を大きく上回り、長浜城博物館そして彦根城への来場者も前年よりはるかに多く、関係者の御苦労の成果と嬉しく思います。
新年早々の降雪にもめげず連日テレビ出演されていたHさん御夫妻や、番組への助言や講演にご活躍の太田浩司さん、さぞお疲れであったことでしょう。視聴率も良好で成果も生まれたことは喜ばしいことでした。

そしてもうひとつ、3館連携の「神仏います近江」展の開催は素晴らしい企画でした。全国でも有数の神様、仏様を有しながら、どうにも多くを発信できていなかったのか、近年とみに再認識されていることは、嬉しいことです。企画展の開催はまさに時期をえたもので近江の歴史の奥深さをまざまざと示したものだったといえましょう。

多くのすぐれた文化資産を有しながらも、ともすれば発信力が乏しかった滋賀県ですが、これを契機に奥ゆかしさをふっ飛ばして、新しい年には果敢な挑戦を始めたいものです。滋賀の優れた自然、歴史、文化の発信により一層精進できるよう来年も邁進したいと思っております。
新年早々には、若き民俗学者橋本章さん著の『近江の年中行事と民俗』を刊行します。さらに2月には第24回大近江展の開催テーマにそって『近江のまつりを歩く』の発行を予定しています。どうぞ来年もサンライズ出版にご期待ください。本年も大変お世話になりありがとうございました。どうぞ良き年をおむかえください。

2011年 12月 14日

『滋賀の山野に咲く花』できました

長らく絶版になっていた『近江の山野草』の著者、澁田義行さんが、カメラ仲間の池本義雄さんの協力を得て、なんと700種の滋賀の山野や湖辺に咲く花々の植物ミニ図鑑『滋賀の山野に咲く花』を発行されました。スミレやランという区分わけもあり、イチヨウランという初お目見えも掲載。湖国はすでに冬、降雪も近そうなので、この時期野外に出掛ける勇気はないのではあるが、頁をめくりながら、情報を頭に入れるのもいかがでしょうか。
澁田さんは退職後、カメラ持参で滋賀県内を中心に山野を歩きまわられたその成果が2冊の出版となったのである。植物好きのあなた、山歩き、里山歩きの好きな方への最良のクリスマスプレゼントになりそうです。
http://www.sunrise-pub.co.jp/isbn978-4-88325-464-4/

2011年 10月 31日

江の父、浅井長政を活写

長浜城歴史博物館の太田浩司さん著の『浅井長政と姉川合戦―その繁栄と滅亡への軌跡』がようやく完成し発売となった。大河ドラマの方も、いよいよ終盤、どのあたりで終息するのかが楽しみであるが、このドラマの時代考証チームとして活躍した著者がテレビでは表現されなかった浅井家と長政に全容について、新事実を基に書き下ろした力作である。
戦国時代の事実の多くが、江戸時代以降に作られた創作などが真実味をもって世間に流布していることに対する挑戦状ともいえる内容に仕上がっている。「『戦国の常識』は意外と根拠がないものが多く、江戸時代に作り上げられた常識だったりする」といい、いくつかの浅井氏についての常識に疑問符をつけられた。
そのひとつが浅井軍は姉川合戦で大敗していない、というものである。
現在古戦場跡をめぐると血川、血原など合戦の凄まじさを物語る地名が残り、かなりの犠牲もあったのであろうが、則、浅井氏の大敗ではなかったらしい。従来の説には徳川時代の歴史観が多大に影響しているのだとのこと。あまり詳しくここで述べられないが、永年、北近江の地に腰を据えながらも広い見識をお持ちの著者の説をどうぞ本書でお楽しみいただきたいものである。
本来は、昨年か本年早い時期の発行を目指していたのであったが、何分、忙殺という言葉どおりの太田さんの日常生活ぶりに接しているといさかか気が引けて、やいやい言えず、ようやくの発行となった。お待たせした分、大いに満足いただけると太鼓判を押したい。

2011年 10月 24日

日本自費出版文化賞表彰式

 
10月22日、第14回日本自費出版文化賞の表彰式が、東京アルカディア市ヶ谷で開催された。
これまでは7月に表彰式を開催していたのであったが、真夏に各地からお越しいただくのも大変だということで募集時期も3月までと延期し、10月の表彰式となった。
 本年も多くの受賞者のみなさんによる、発行に至る経緯のスピーチがあったが、どの方のお話も出版された本以上に興味深いものが多い。
大笑いしながらも涙することも多々あり、また驚愕の一面を披露されることもある。そして読者拡大をもなさる。
 
 本年は、偶然にも本イベントを主管するNPO法人日本自費出版ネットワーク代表理事の中山千夏さんのお知り合いが3名も含まれていたのであった。当然ながら、決して、旧知だからといって作品が入賞したものではないが、中山さんと40年ぶりの再会というカメラマンの福島菊次郎さんは、91歳という年齢を感じさせないパワフルなおはなしが印象的であった。アマチュア時代の写真集『鶴のくる村』が特別賞を受賞されたのだ。

 会場には、研究・評論部門『琵琶湖のハスと近江妙蓮』が入賞された中川原正美さんご夫妻もお越しになっていたが、奥さまが、福島さんのお話をおききになるや「お父さん、これで最後じゃないですよ、まだまだ頑張って」と背中を押される。
 
傍で「いやいや」と中川原さんは首をふられていたが、はたしていかがであろうか。
大賞を受賞後も次々と出版されご応募される方や応募の常連の方も多い。
社会に訴えること、御自身の言葉を伝えたい、どうしても記録に残しておきたいことなどなど、人々の熱い声や思いが1冊の本に凝縮される。大変だけれど大切な仕事をしているのだと改めて感じる。
本年は『昭和17年、戦時学生の日誌』の筈見時男さんの作品も入賞されたのだが、あいにくこの日は地元での祝賀会でご参加いただけなかった。
表彰式が終わると第15回自費出版文化賞の募集が始まる。本年からは新たに『東北の記憶と記録』というテーマでの作品募集も開始される。
小さいけれど人々の足跡を残す書籍が次々誕生することを願うものである。
第14回自費出版文化賞受賞作品及び応募作品の紹介は
『自費出版年鑑2011』に掲載に掲載。発売中です
 

2011年 9月 9日

鳥居本のヴォーリズ建築

 10月に大津で、近江商人のお話をすることとなっているが、この時同じくご講演される芹野さんとは、コメント欄にも記してあったように、豊郷小学校の解体問題のさなかに出版した『豊郷小学校はいま』を通じてのお知り合い。
あの騒動がうそのように今の旧豊郷小学校校舎は、明るい話題で新しい賑わいを呈している。何がきっかけで、再認識されるかわからないものだ。
 芹野さんと同じ会場でおはなしするテーマの近江商人だって、かつては、えげつない商人の代表のように言われてきたが、20年ほど前に「近江商人は、薄利多売で得た利益を社会に還元し、三方よしの経営理念は現在のCSRの源流」ということが広まったことから、今や、すっかり、「三方よし精神」は経営理念の根幹のようにさえ思われている。解釈には様々な見解があるが、郷土の先人の評価が高くなったことは嬉しい。
今回参加するのは、大変人気のセッションのようだが、御依頼では、会場が滋賀県なので、地域性を強調した話題がいいとのこと、大いに湖国をアピールしたいものである。
 地域といえば、わが社のある彦根市鳥居本町は中山道の宿場町として栄えたがその前は、石田三成の城下町であった。この歴史的背景をテーマとした「とりいもと宿場まつり」の開催が来月2日に迫ている。本日は、まちの人々と一緒に街道沿いに祭を象徴する赤いのぼりを立てた。人通りが少なくひっそりとした街道沿いが、華やかになった。
 宿場まつりは本年で4回目だが、例年賑わいの中心は旧本陣跡に立つヴォーリズ建築の寺村家周辺。先代のご当主の寺村周太郎さんは魔法陣の研究者として著名な方だが、ヴォーリズさんと同じ勤務先で音楽の先生をしていた事がご縁で、ヴォーリズ設計で昭和12年に本陣跡に現在の屋敷を建設された。設計図では広い図書室まであったというが、戦時下の物資不足で図書室は建設されず、その図面だけが残っているとのこと。旧中山道の面影と妙に調和しているのがとても面白い。周太郎さんの見識とヴォーリズさんの風土を大事にする姿勢が結実したのであろう。この寺村家の前庭がこのほど修築され、建物が一層輝きを見せるが、同時に本陣時代の塀や門柱の礎石が顔を出したというおまけまでついた。
宿場祭当日のヴォーリズさんの庭では「楽焼体験」や「シフォンケーキカフェ」がオープンする、どうぞご期待ください。

2011年 7月 1日

86歳の手習い パソコン事始め

我が母「敏子さん」の日常生活で重要な位置を占めるのが、短歌の題材探しと歌づくり。

脳出血に再三見舞われ、糖尿病とは仲良しがゆえに、手足がかなり不自由ではある。それでも、持ち前の明るさと旺盛な好奇心は、日々変化を求め、なかなか活動的である。

文字を書くのがかなり大変なので、短歌づくりには、もっぱらワープロを使用していた。
ところがワープロの生産は終焉し、印字用リボンの入手も困難となっている。最初に使い始めた機種は、数年前に壊れ、その後は私のお下がりを使用していた。ところが、この機種もどうにも怪しくなってきている。機械と母の寿命はまさしく競争状態だった。

が、ついにワープロがさきにダウン。
だましだましなら使えそうなのではあるが、彼女はどうも我慢の限界のようだった。

数週間前「少々高くてもいいから、私が使えるパソコンがほしい」といい出した。
はたしてそんなのあるかなと思案していたのだが、ものは試しとばかりに、自宅で使っているパソコンの前に座らせた。なんとか指が動くではないか、
ワープロとは入力方法が異なるが、ゆっくりながら大丈夫だ。入力さえできれば問題はほぼ解消。
とはいえ、なんせ、不自由な手なので、かなり苦戦してはいた。最初は、2日がかりでようやく10首の投稿原稿が完成。

消え入りそうな声で懇願した時とはうって変わって、「できた、できた」とおお喜び、
若いころに英文タイプをこなし、昭和30年後半には、英文タイピストとして得意先に出向していただけのことはある。

いまでは、ワープロを追いやり、敏子さんの仕事場にはパソコンが鎮座している。

2011年 6月 7日

北の大地での生活を活写した回想記が完成

 アニメ「ケイオン」の聖地で有名となった豊郷小学校のある豊郷町からは伊藤忠を創業した伊藤忠兵衛を始め多くの近江商人が出ている。麻布を扱っていた青山仙右衛門さんも東京などで活躍した近江商人であった。
 昨日、この青山家の御子孫の信義さんが編集されたご母堂の著作『つづら折り回想記』をお届けにあがった。信義さんの母上の青山江美さんは、京都に生まれ、早くにお父さんと死別、その後、母娘が北海道に渡った。豪快かつ積極的に呉服店を切り盛りしてきた江美さんの母上の生涯とともに、明治から平成まで5人の子供を抱えながら、たくましくも明るく生きてこられた江美さんの回想記である。ともすれば、湿っぽくなりがちな内容なのに、この母娘は、めそめそすることなく、困難を困難と思わず、逆にバネとして突き進んでこられた様子は、清涼感を覚えてしまう。カラッと生きてこられた足跡は、まさしく北の大地のようにおおらかだ。
江美さん曰く「私は一大事の時は却って頭がスカッとする方で、うろたえず万事指図役になり、まごまごする人がおかしいほどになる」と自宅が火災に見舞われたときにでもこのような塩梅。
 主人を立て、子供を愛し、信心深い御性格が、随所に感じられる。北海道で活躍した近江商人は多く、様々な伝承も見聞するが、北海道といわず近江においても女性が商いに精出す様子や生活の記録を残すことは、ほとんどないに等しい。こうした意味では大変貴重な記録といえよう。
 筆をとられたのが、晩年、69歳の頃からというので、すでに遠い記憶をたどりながらの作業と思うが、詳細な記述に驚かされた。江美さんは平成18年、89歳で逝去されたが、生涯を書きとめられた10冊の回想記が残されており、回想記を見つけた四男の信義さんが中心となって、当時の記録や足跡を訪ねながら手記を編集、10冊の中の一部が『つづれ折り回想記』として出版されたのである。
 ご自宅には、文中にも登場する江美さん愛用のミシンを始め、多くの手芸作品や青山家の歴史を伝える「引き札」などが整然と飾れ、信義さんの母上へのこの上ない深い思いを痛感したのであった。ありがとうございました。
 

2011年 5月 24日

素敵満載!『小舟木エコ村ものがたり』

予定よりは発行までに少し時間がかかったものの、このほどNPO法人エコ村ネットワーキングから上記の書籍が誕生。近江八幡市小舟木エコ村に暮らす人々のいきいきした楽しいライフスタイルが紹介されている。さらには、このライフスタイルの理念やまちづくりへの応援隊のことなど、まちづくりの経過もよくわかる。
紹介されているような状況になるまでに多くの難題もあったと思うが、近くを通るたびに戸数が増えていくのを横目に眺めながら、どんどん期待が膨らんでいたものだった。小さな実験とはいえ、ここの反響が少しずつ広がっていくことを期待したい。
私の庭にも鎮座するハーコスター製の雨水タンクも登場していたが、容量はだいぶ多い。そうなんだ、本格的に雨水利用を心がけようとすると、結構な初期投資が必要だったのだ。形はいいのにつられて購入し、設置も楽だったが、200リットルでは、すぐに降雨待ち状態になる。自らの計画性の乏しさ痛感したものだった。読み進むと、エコ村ではサンデーマーケットも開催されているらしい。一度はのぞいてみたいものだ。

2011年 5月 13日

花より団子というけれど

5月はさわやかな季節だと思っていたのに、このところすごい大雨で各地で被害もでている。
とはいえ、ついこの前まで、真夏日にも関わらず雨が少なく、雨水タンクも空っぽ、さらに5月始めの黄砂の影響で、草木もほこりっぽくなっていただけに、被害の少なかった当地では、恵みの雨だったともいえる。
今朝は、お日様も顔を出し、久しぶりに庭を眺めると、バラのつぼみが膨らみ、遅咲きのクレマチスも咲き始め、満開のミヤコワスレやアイリスの中から、次の主役達が出番を控えている。家族は「花もいいけれど食べるものも」というので、端っこには、少しばかりの野菜も存在するが、この時期の到来を心待ちにしている私にとってはどうにも「花より団子」とはいかないのである。

1 / 111234510...最後 »

最近の記事

カテゴリー

ページの上部へ