2010年 9月 28日

とりいもと宿場まつり開催

中山道鳥居本界隈が日増しに、赤色に染まってきた。街道沿いの民家は、それぞれが赤い布で装飾をほどこし、「三成の佐和山城」ののぼりの中に赤色の「とりいもと宿場まつり」ののぼりが鮮やかだ。本年で3回目となる宿場のお祭り、本年もテーマは戦国。
なんといっても三成さんの居城があった佐和山城下町の一画にある鳥居本では、この時代を重視したい。
当日は、朝から佐和山城に上る企画があり、午後には、織豊城郭研究の第一人者の中井均さんの講演もある。

新しいメニューがそろった出店も楽しみ、民家の開放も嬉しい。それぞれの個性が光る手作りイベントにはあたたかさがいっぱい。どうぞお越しください。
サンライズの書籍の販売も行います。
詳しくは詳しくはチラシをご覧ください。

2008年 10月 17日

鳥居本宿場まつり

近年各宿場でまちづくり活動などと連携したお祭りやイベントが多くなってきている。柏原宿のやいとまつりをはじめ滋賀県内の中山道の各宿場でも毎年盛大にそれぞれの特色を生かしたイベントがある。

ところが、こうした動きとはご縁がなかった鳥居本宿でも、今年は、県立大学の学生諸君や町の有志が中心となって「とりいもと宿場まつり」を企画、来る10月25日、26日の2日間、中山道鳥居本宿を舞台にささやかながらも手作りのお祭りが開催されることとなった。

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鳥居本宿名物 合羽所の看板

イベントの契機となったのは、鳥居本宿のシンボル赤玉神教丸本舗有川製薬さんが、創業350年を迎えた本年、重厚なその家屋が彦根市指定文化財になったことが契機となった。春には有川家は明治天皇の御座所を公開、寄託していた大看板を展示するなど、地域の人々に大公開された。こうした熱意がまちの人々を動かしたのであろう。

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NHKてくてく中山道取材時の有川家前

とりいもと宿場まつり当日にも有川家が公開される。さらに初公開ともいえる上品寺所蔵の法界坊が江戸から釣鐘を持ち帰った時に使用した台車も展示される。
鳥居本宿本陣の現ご当主の協力で、大名がお泊り時の関札の展示や本陣跡のヴォーリズ建築のご紹介もある。鳥居本名物だった合羽製造過程で使用された道具なども旧鳥集会所に展示され鳥居本宿ならでは趣向だ。ここは湖東焼の赤絵師「自然斎」の旧居宅であった。ここでは期日限定のコーヒー店も開店を予定。

赤玉神教丸 有川製薬さんでは、、『近江路を歩いた人々』の著者、江竜喜之さんが「鳥居本を歩いた人々」と題する講演が25日13時30分から行われる。三赤で知られた鳥居本宿を赤く包み込もうとする「百彩プロジェクト」も協力いただくとのこと。

当日は、彦根市内では「着ぐるみサミット」で賑わうであろうが、静かに楽しみたい方にはおすすめのスポット。初めてのとりいもと宿場まつり、さては見てのお楽しみといったところ。

2008年10月25日午後、26日10時から16時、中山道鳥居本宿界隈
近江鉄道鳥居本下車すぐ

2007年 4月 1日

鳥居本駅舎でギネス記録達成

3月23日から始まった世界最長のコンサート記録184時間の記録が、3月31に12時に達成。
発起人の寺村さんは「みんなで世界一になったで」と大声でその喜びを表す。

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スタッフの中には、やっと終わったという気持ちと達成した喜びが交錯している。
最初はなかなか時間が進まないと誰もが感じたが、半分経過した頃から、だんだん淋しくなってきたものだった。

不安一杯で始まった挑戦が多くの人びとの協力で、達成できた。
築城400年記念の最初の大きな行事が小さな駅舎で誕生した世界記録という偉業。
いづれは破られる記録ではあるが、小さな力の結集が何よりも貴重なものであった。
おめでとう。そしてありがとうございます。

こんな楽しい夢、またふたたび見たいものである。

2007年 3月 30日

ギネスに挑戦182コンサート

3月23日から近江鉄道鳥居本駅舎ではじまった世界一長いコンサートがいよいよ大詰め。
181時間の世界記録に挑戦している。

3月23日から近江鉄道鳥居本駅舎はじまった世界一長いコンサートがいよいよ大詰め。
181時間の世界記録に挑戦している。

ピアノ演奏が多いが、コーラスあり、ギターあり、ブルーグラスなどジャンルはさまざま。
お琴の演奏や尺八、かわいいこどもたちのコーラスもある。

京都からの参加者が多いが、大型バスを仕立ててやってきてくれる人もいる。マスコミの効果も大きく、参加者は、600名余になろうとしている。

音楽つながりのお友達が次々登場。
それにしても昼夜を問わず、わずか5分だけがつなぎの時間。

一番大変なのがスタッフ。最初から人手が足りないことが予測されていたが、地元のみなさんが日ごと応援に来てくださっているのが心強い。
明日の午前10時が記録達成の予定。無事ゴール到達を願う。

今日は朝から、屋外スピーカから演奏が流れ、優雅な雰囲気に浸っている。

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わが社の期待の新人も参加して大奮闘

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待合室はさながら楽屋に変身

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400年協賛事業らしく「にゃんこ」も応援

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大所帯の彦根吹奏楽団は屋外演奏。夕闇の中、ご近所の人が続々集合

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豪快な和太鼓演奏で盛り上がる。今日は少し暖か春の宵

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日参いただいている保証人の教圓寺ご住職のお心遣い。ゴールの頃にはおそらく満開

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毎日、午前7時から8時の時間帯に演奏を担当するNさん。本日は応援もあって

いよいよ明日で終了。少し淋しさも、そしてあと少しがんばろう。

2007年 1月 11日

日本の駅百選鳥居本駅

* シダ式
* 社員のブログ

2007年 1月 11日
日本の駅百選鳥居本駅

滋賀県米原から甲賀市貴生川まで約60キロを結ぶ近江鉄道という私鉄が、琵琶湖の東、湖東平野を走る。
わがサンライズ出版は、この近江鉄道鳥居本駅の真前。この駅は無人駅ではあるが、昭和6年当時の建物が今に残り、日本の駅百選に選ばれ、鉄道マニアのみならず、多くの人から愛されている。

昨年の春頃、社内からの提案で毎週1回、駅舎を掃除するようになった。ご近所の方がゴミ袋を置いてくださったり、近江鉄道も分煙化を進めてくださったり、次第に美しく利用されるようになったのは嬉しい。

そして昨年末には駅舎近くにパーク&ライドを目的とした駐車場が完成。これで真夏の草との戦いが終焉。新年に少しだけ、「せっかくなので、周辺に花を植えたいのですが」とお願いしたところ早速に担当者の方の現場確認が行われた。何とか整備をしてくださるようだ。

鳥居本宿へお越しくださる方を気持ちよく迎えることができそうで、今から楽しみである。お聞き届けいただいたことに感謝感謝。

2006年 9月 22日

てくてく中山道

中山道をテレビカメラが踏破するという企画「てくてく中山道」が今週から始まった。そして本日は高宮宿から鳥居本へ。
夕刻に旅人 勅使河原郁恵さんをはじめスタッフが合羽所に到着。鳥居本名物の合羽の取材があった。
江戸時代、人々が徒歩で旅した時代、雨の多い木曽路を目前にここ鳥居本宿で雨具の準備をしたのである。
盛時には20軒余の合羽所がこの宿場にあり、鳥居本宿名物は赤玉神教丸とともに鳥居本の三赤といわれた。赤玉神教丸は今も400年の歴史を伝えて製造されているが合羽は戦前にその生産が終焉し、歴史を伝える人も殆どなくなった。という私も、実際のことは何も知らないが、遺された仕掛品や版木、さまざまな情報でその概略が少しずつ判明し、わずかながらも人に伝えることが出来るようになっ次第。
合羽製造に従事していた方のお話を聞いていたことや遺された遺物からの推測以上のことは説明できないが、次第に状況が解き明かされることが今の楽しみである。
先日新たに、合羽の仕様書が出てきた。思い切って再現するというのもいいかなと思うこの頃である。
本日の取材のようすは25日に放映されるらしい。

2005年 7月 6日

新しくなった小野小町塚

小野小町塚 004.jpg 鳥居本小野の小野小町塚

中山道鳥居本宿から西へ、次の宿場高宮までの途中に小野という集落がある。
ここは中世、東山道の宿場であり、小野好美が奥羽から京に戻る途中、ここで貰い受け娘が、歌人「小野小町」であったという伝承が残る。

いつごろのものかわからないが、小さな祠には小町地蔵が祀られていた。

その祠の老朽化を懸念した地域の人びとの浄財で,先月,新しい祠が出来上がった。
小野の人びとの地域愛に満ちた事業といえる。

以前は祠の中に一対の狐が飾られていたが、新調の祠に狐はいない。
それはともかく、街道沿いの名所の整備は嬉しい。

近江の街道の歴史と今を紹介する近江歴史回廊ガイドブックは、10年をかけて8冊が完成した.
しかし、街道のようすは、日々変化するので、やはり新しい情報をということで

近江中山道」「近江戦国の道」の改定版発行を決めた。

改定版では、小町塚も紹介したい。

秋のシーズンまでの完成をめざし目下、製作が進んでいる。

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