2011年 8月 29日

静岡のお城本、3冊目です。

「近江」と「遠江」はどうやらご縁がいろいろあるようで、2年前のブログ「近江と遠江」「静岡のお城もおもしろい!!」で書いたことがあるのですが、このほど『戦国時代の静岡の山城』が出来上がりました。
あっ、もちろん「駿河」もしっかとテリトリーです。
「近江」と「駿河」のご縁と言えば、日本一の「琵琶湖」と「富士山」(山梨県も富士山と言われる御仁、申し訳ない。でも関西から見ると、電車から見る風景が脳裏に映り、富士山というと静岡をイメージしてしまうのです)。その昔、琵琶湖の土をセッセと東の国に積んだところ、富士山なったという近江の昔ばなしがあり、本当はきれいな円錐形の山にしようとしたところ、時間切れであと1回分の土が残ったのでテッペンはギザギザになったそうです。ちなみに、そのあと1回分の土は、現在長浜市と米原市の境にある「ひともっこ山」との事。
雑談はこの位にして本題に入ります。
昨年2月に静岡で開催された静岡県考古学会2009年度シンポジウム「静岡県における戦国山城」の内容を元に、講演者が新たに書き起こしたもので、山城ファンにとっては、城郭地図はもちろんのこと、出土遺物の分析など最新情報も掲載されており、城の変遷がよくわかる内容です。
「城取り合戦」で今ある城の形状ではなく、どのように改修されていったかという問題を考古学的検地から解明していこうという意気込みがジンジン伝わってくる本です。
明日、取次発送、書店に並ぶのは9月の第2週初めとなります。しばし、お待ちください。

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード。

最近の記事

カテゴリー

ページの上部へ