2011年 11月 15日

「大阪城」と「大坂城」、そして旧大阪市立博物館の話

当初の予定から約1カ月遅れで11月末日に『大坂城を極める』を刊行できることとなりました。長らくお待ちいただいた皆様には大変ご迷惑をおかけいたしましたことお詫び申し上げます。 
 
さてタイトルのように、秀吉と家康が建立した城は「大坂城」で、現在のお城は「大阪城」ということは、私も仕事をするうちに知ったことなのですが、本日は「大阪城」のお話です。 
  
今年は「復興大阪城天守閣80周年」というわけで、今私たちが見ている大阪城は昭和6年に大阪市民の寄付によって建てられた天守閣です。昭和3年に議会で決議されるや否や約半年で目標額が集まり、大阪城天守閣と陸軍第4師団司令部庁舎が昭和6年に建てられたのです。 
  
本日11月15日から20日まで、大阪城天守閣の横にある、旧陸軍第4師団司令部庁舎・旧大阪市立博物館が特別公開されています。もうすぐ発刊する『大坂城を極める』にも書かれていますが、実は復興大阪城よりも旧陸軍第4司令部庁舎のほうが、建築費が高かったそうです。私は一度もこの建物の中に入ったことがないのですが、朝日新聞で見る限り、天井やシャンデリア、とてもおしゃれです。恐らく取り壊すなどせずに、有効活用されると思うのですが、入場無料、お時間のある方は是非見学にいかれることをおすすめします。 
 
今NHKの朝ドラ「カーネーション」でコシノアヤコさんがセッセと修業しておられる時って丁度この頃なんですね。本当に昭和の初めから12年頃までの日本は、都会も田舎もめまぐるしく生活様式が変わった時代だったのです。

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