2005年 6月 05日
私の大好きな仏さま
滋賀県立近代美術館で、2週にわたり「近江の仏像」の講座があり、
今日聴講に行ってきました。本日は敏満寺の大日如来さんと木之本の
お地蔵さんの説明。
実は今日話された大日如来さんは私の大好きな仏さまなのです。
高さ13.7センチという可愛い金剛仏で、歳の頃なら20代前半の
穏やかなお顔だちです。
仏さんの年齢などをたとえるのは、バチあたりと言われるかも知れないの
ですが、何人(何躯)も拝観していると、やはり「何歳くらい」かとついつい
見た目で想像してしまうものですね。
以前、石馬寺を訪れたとき、このお寺には11躯の重文の仏さんが
おられるのですが、2人の重文の十一面観音さんの識別は、やはり
お顔が若いか、否かで見較べました。
仏さんがいっぱいおられるとき、同じ種類の仏さんというのは、それぞれに
名前をつけていないようですが、多くおられるときにはいったいどうしている
のでしょうか?
そういえば、彦根城博物館の赤備えの甲冑の写真を借りるときも、
たくさんあるからと「どれですか?」と聞かれたことがありました。
講義をされた高梨さんが、お話の途中で『敏満寺の謎を解く』の本を
紹介してくださり、ありがとうごさいました。
でも「あまり本屋で見かけたことはないのですが……」とつけ加えられて
しまいました。
書店のみなさん、すぐ返本せず、気長に置いていてくださいね。今年、
この地域は国の史跡になったし、これから全国巡回展でも紹介されると
いうことですから。