2006年 11月 12日

余呉町の苦悩

朝のうち、仕事で余呉湖へ数年ぶりに出かけた。
余呉湖観光館は日曜日だけ開館、お隣りの商工会の建物では
「はごろも市」という産直市Tが開催されていた。
私はたいてい、こういったところへ行くと、お野菜を買ってしまうのだが、
たまたま、家には野菜がいっぱいあったのとともに、
どうも出品している野菜たちが、「おいしいよ!買ってね」と
声をかけていない気がした。
それは、陳列や販売方法が良くなかったせいかもしれない。

観光館は以前はレストランもあったが、役場での運営はむずかしく、
近江鉄道に委託。でも近江も国民宿舎だけでも大変だったのだろう。
結局撤回し、今は一階で写真展をしていた。

2階には立派な会議室があるらしく、グリーンツーリズムの研修会が
開催されていたようだ。

羽衣柳のそばにはビジターセンターがあり、漁協事務所が入って
いたが、奥のレストランは休業中。

はごろも市に出店していた地元の奥さんの話では、このへんで
食事ができるといえば、国民宿舎とビジターセンター隣の民宿兼食堂
だけだという。

余呉町長が原発誘致を考えているという話は、
この現状をみれば、わからないでもない。

しかし、たとえば朽木の朝市があんなに盛況なのは、
商工会の事務局長の仕掛けと勉強、努力があったからだ。

もう一度、地元の自然を見直し、訪問者がくつろげるスペースを
作るには、すでにある箱物をどのように活用するかを考えていくべきだと思う。
余呉駅から降りてすぐに余呉湖があるという、過疎地にしては
稀なる交通の利便さを見落としているのではないだろうか?

美味しいケーキとコーヒーが飲めて、奥さんはタペストリーなどの
手工芸品を製造販売しているなどというお店が、
ビジーターセンターの場所にあれば、最高だろうな。

結局は人間の努力と熱意だと思うが、いかがなものか。

ともかく、日曜日だけの開館とは聞いたが、営業のF君が
交渉しておいてくれたので、余呉湖観光館で本を置いてもらう
ことにした。

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