2008年 11月 21日

イヌワシとクマタカ

イヌワシとクマタカ

『空と森の王者イヌワシとクマタカ』を発行して1ヵ月。
今日の京都新聞朝刊は大津市フォレオ一里山にオープンした
大垣書店さんの広告にこの本を紹介したのだが、
タイミングよく、滋賀版に本の紹介記事が掲載された。
 

さて、著者・山崎亨さんの名前を知ったのは確か8年ほど前だったと思う。
山崎さんより以前にイヌワシを追い続けている写真家須藤さんのことを知り、
その後、ラジオでイヌワシ研究会の山崎さんの話をラジオで聞いた。
そのときは、滋賀県の職員さんとは知らなかった。
 

そして、2年ほど前から編集のKが「森と湖の生き物」シリーズに
取りかかっていた。山崎さんはすでに県職を辞めてイヌワシの研究と
保護を仕事としていた。
この本を読めば、山崎さんとイヌワシ・クマタカとの出会いもわかる。
 

2日前に、全国の約800店の書店へ2冊目の本、
『ドングリの木はなぜイモムシ、ケムシだらけなのか?』とともにFAX送信したところ、
県外の書店から注文が入ってくる。なかには7冊、10冊と書かれていて、
びっくりしたのだが、よく考えてみれば、滋賀県は環境熱心県、
そして日本のほぼ真ん中に位置しているため、生態系の北限・南限の境界位置でも
あり、「森と湖の生き物」は県外でも読まれる本なのだ。
 

実はシリーズ化に当たり、定価や発行部数について、論議も交わされた。
ただでさえ、本をなかなか置いてもらえない、すぐ返品されるこの時期に
シリーズが続けていけるのか、広報をどうするかなど、いろいろあったが、
のめり込む性格のKは意志をまげなかった。
そして今回の本は、今話題のダム建設関係者にも必携の書でもある。
 

「森と湖の生き物」シリーズはイヌワシやクマタカと同じく、
どこの書店にも並んでいる本ではないけれど、
目に留まれば、きっと小躍りしたくなるようなシリーズになればと願う。

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