Archive for 2010

川渕 依子
A5判 310ページ 上製 ISBN978-4-88325-413-2 在庫あり
奥付の初版発行年月:2010年02月 書店発売日:書店発売日:2010年03月02日
2400円+税

仙波 俊男
A5判 60ページ 並製
奥付の初版発行年月:2010年03月

三津町まちづくり町誌編纂委員会 編集
A5判 199ページ 上製
奥付の初版発行年月:2010年03月

2010年 2月 28日

大河ドラマ『功名が辻』を3倍楽しむ講座

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黄瀬 三朗
B5判 150ページ 並製
奥付の初版発行年月:2010年02月

2010年 2月 25日

合羽の種類

 雨具として着用した合羽の種類には丸合羽、袖合羽、鎧合羽、頭巾合羽、筒神合羽などがあり、他に子供着合羽、御奉礼みこし用、雨がけ、百姓のゴザ合羽など用途に応じた雨合羽がつくられてきました。赤い鳥居本合羽が有名ですが、明治以前には黒や藍の合羽も生産されています。雨具の他には、防塵・防湿の効果があることから荷車に掛けるシート状のものや、荷造り・小包用の包装紙、農作業の時に用いる雨ゴザ合羽が製造され、戦時中には軍用の渋紙や合羽の製造も盛んでした。

2010年 2月 22日

日経新聞文化欄で紹介されました

平成22年2月22日。2の続く本日、『全国ふるさと三十三所巡礼辞典』をまとめられた北川宗忠先生のことが、紹介されました。
西国33所以外に全国各地に作られたミニ33所を各県別に調べ上げた巡礼辞典。その数なんと約1000!!

2010年 2月 18日

テレビで『邪馬台国近江説』紹介

 
BBC(びわ湖放送)で『邪馬台国近江説』が以下のとおり
紹介されますので、 取り急ぎお知らせします。

2月19日(金)午後9:54~10:40
番組名「ニュースワイドCATCH」

おそらく10時過ぎあたりから、
著者・後藤聡一氏のインタビューなど、
数分間の特集として放送されるとのことです。(Y)

2010年 2月 17日

『邪馬台国近江説』著者会見と大河ドラマ「江」主役正式発表

2月15日に滋賀県庁の記者クラブで
『邪馬台国近江説』の記者発表をしてきました。

邪馬台国近江説プレス発表.jpg

著者ご自身 がブログで報告されていますので、
詳しくはこちらを ご覧ください。

近日中に新聞・テレビで紹介いただけるそうですから、
守山市の「伊勢遺跡」が一躍注目されそうです。

それから本日2月17日に記者発表>があったのは、
2011年大河ドラマ「江~ 姫たちの戦国~」主役に ついて。
すでにスポーツ紙などは上野樹里さんが演じることを
報じていましたが、ここにきてようやく正式発表されました。

今後も邪馬台国や浅井三 姉妹に限らず、さまざまなテーマで
滋賀県全域(北も南も東も西も)盛り上がるよう、
力を尽くしていきますので、ご支援よろしくお願いします。(Y)

2 月19日夜10時頃、テレビで『邪馬台国近江説』紹介

2010年 2月 16日

手話を守り抜いた高橋潔

琵琶湖の西、比叡山のふもとの琵琶湖霊園に「指骨」と大書された墓所があり、ここに手話教育に生涯をささげた高橋潔さんが眠る。建立したのが川渕依子さんとそのご家族。

川渕さんは、父「高橋潔」のこと書くために滋賀作家クラブで文章のイロハを学び、1967年、高橋潔の生涯を伝記小説『指骨』として出版。本書の序文は、聾者を主人公にした「名もなく貧しく美しく」を撮った松山善三監督が飾っている。

その後、1983年には、ご自身の手話通訳者としての立場をも織り交ぜた『手話は心』を出版され、さらに高橋潔氏生誕110年の2000年には『手話讃美-手話を守り抜いた高橋潔の信念-』を当社から発行させていただいた。

『手話讃美』は、たちまちに完売となり、永年増刷を求める方が多いが増刷までには踏み切れないでいた。まことに申し訳ない限りである。ところが、こ の出版記念会席上、手話でご挨拶された山本おさむ氏著の漫画『わが指のオーケストラ』4巻は、この時すでに大きな波紋が生まれており、その後、手話の本場 フランスで翻訳され、より多くの人々の中に手話を守り抜いた高橋先生の記憶が刻まれていくのであった。

そして本年傘寿を迎えられた川渕さんが、高橋潔生誕120年、元大阪市立聾唖学校創立110周年の本年に、「書き尽くしたとは思うが、それでも父のことを最後に記したい」と、このたび『高橋潔と大阪市立聾唖学校-手話を守り抜いた教育者たち-』を出版された。

6歳のころから育ててもらった父が亡くなって3年後、父との思い出をノートにでも綴り残しておきたいと思い、相談した叔父から「高橋潔を除いて日本 の聾教育界は語れない。そこを書くのだ。お前が書かなくて誰が書く」と諭され、本書にも多く引用されている高橋潔著『宗教教育に就いて』を渡された。
さらに「ちゃんとした著作として出版するのだ。そのためには大阪市立聾唖学校の先生方から高橋潔のすべてを聞き、大阪市立聾唖学校がどのような方針で来た かを聞き、日本の聾教育界をよく理解することだ。簡単ではないが、依子が親孝行したいというのなら、これが一番の親孝行になる」と励まされた。
これが、川渕さんの高橋潔氏の信念を著した発端となり、次々著作が生まれた。

皮肉にも、川渕さんが生まれ、結婚後に暮らした滋賀県では、高橋潔氏とは相反する「口話法による聾教育」が採られていた。そして全国各地の聾者の教 育機関が「聾唖学校、盲聾学校であったが、滋賀県では、「聾話学校」が昭和3年に創立され、近江商人の末裔の西川吉之助氏が多くの私財を投入して運営され ていた。

口話法による聾者教育は、高橋潔の手話教育と対峙したものであり、生涯、高橋潔は手話による心の教育の必要性を訴え続けてきたのである。本書では、 高橋氏の手話を貫き続けた様子とともに、高橋の教育信念を支え、ともに聾教育をけん引してきた教育者の実績を紹介している。いずれも東北学院の同窓生で、 英文科専攻というのも、手話がその後、多くの人々の中に溶け込んでいった要素が大きかったという。

米国に渡り、ヘレンケラー女史に進められて指文字を作った大曾根源助、苦労しながら渡仏して本場の手話教育を学び、多くの研究成果を発表し、先進的 に手話劇を上演した藤井東洋男、そして藤本敏夫、松永端、加藤大策らの活躍の様子とともに川渕さんの彼らへの思い出が連なって構成されている。まさしく本 書は、日本の聾教育界の足跡を示したものといえよう。現在、日常的に手話が見られるが、先人の滲むような苦難がうかがえる。
2010年2月15日朝日新聞で、「デフライフジャッパン」創刊、ろう者が編集、という記事が載っていた。相次ぐ雑誌の休刊の中、うれしいニュースである。世界の人々が、手話を通して自由に話せることは、素晴らしく大きなうねりとなろう。
今回の著作では、手話による心の教育を貫いた教育者の素顔が力強くあふれ、大きな感動を呼ぶものとなり、何よりも川渕さんのご両親への感謝の気持ちがあふれている。

3月初旬には、川渕依子さんの出版を祝う会が開催されるが、当日はまた楽しい手話劇が拝見できることだろう。

『高橋潔と大阪市立聾唖学校-手話を守り抜いた教育者たち-』は3月初旬発売

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