近江旅支度
2010年 2月 25日

合羽の種類

 雨具として着用した合羽の種類には丸合羽、袖合羽、鎧合羽、頭巾合羽、筒神合羽などがあり、他に子供着合羽、御奉礼みこし用、雨がけ、百姓のゴザ合羽など用途に応じた雨合羽がつくられてきました。赤い鳥居本合羽が有名ですが、明治以前には黒や藍の合羽も生産されています。雨具の他には、防塵・防湿の効果があることから荷車に掛けるシート状のものや、荷造り・小包用の包装紙、農作業の時に用いる雨ゴザ合羽が製造され、戦時中には軍用の渋紙や合羽の製造も盛んでした。

 
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