古文書解読 桜田事変の新史料

古文書解読 桜田事変の新史料 影印・翻刻 竹川竹斎『川船の記』付録「外桜田の大変」

岩田 澄子 編, 田久保 國子 編, 大久保 治男 監修
A4 136ページ 上製
ISBN978-4-88325-774-4 C1021
奥付の初版発行年月:2022年09月
書店発売日:2022年09月30日
在庫あり
4500円+税

内容紹介

動乱の幕末、竹川竹斎は収集した桜田事変の情報を自筆の茶書『川船の記』の中に秘匿・埋蔵した。また、直弼の側近も当時の風聞を収集記録していた文書を何処からか入手していた。本書はこの2編の史料を上段・影印、下段・翻刻として掲載。巷のまた古文書解読の教本としても最適。

目次

はじめに
Ⅰ 竹川竹斎『川船の記 巻五』
   影印・翻刻
   解説
Ⅱ 外桜田の大変
   影印・翻刻
   解説
参考文献"

著者プロフィール

岩田 澄子(イワタ スミコ)

1958 年北海道生まれ。1980 年共立薬科大学(現、慶應義塾大学薬学部)、1995 年慶應義塾大学文学部・1999 年同法学部卒業。2014 年武蔵野学院大学大学院後期博士課程修了、博士号(国際コミュニケーション)取得。武蔵野学院大学日本総合研究所SAF、茶の湯文化学会員、薬剤師
著書に「開国論者・竹川竹斎の茶に関する活動について」(『茶の湯文化学』18 号、2011 年)、『天目茶碗と日中茶文化研究−中国からの伝播と日本での展開−』(宮帯出版社、2016 年)、「天目と建盞-茶器の種類と名称」(永井晋編『中世日本の茶と文化』勉誠出版、アジア遊学、2020 年)などがある。

田久保 國子(タクボ クニコ)

1923 年東京生まれ。古文書、日本舞踊(花柳流)、三味線(今藤流)、歌舞伎など、日本の古典や伝統芸能に親しむ環境に育つ。1944 年共立女子薬学専門学校(現、慶應義塾大学薬学部)卒業。1945 年からPX(戦後GHQ が銀座の服部時計店を接収して運営した売店)に勤務。その後、神奈川県立横浜第一高等女学校教諭を経て、東大和市(東京都)で郷土史を研究。元東大和市文化財専門委員、東大和市郷土史グループみちの会主宰、薬剤師 
著書に『武蔵国多摩郡後ケ谷村杉本家文書』(共著、舷燈社、2012 年)などがある。

   

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