2011年 12月 28日
どうぞ良いお年をお迎えください
昨日FM滋賀でも紹介しましたが、本年、滋賀県の大きな歴史トピックとしては、やはり大河ドラマ効果が筆頭でしょう。長浜市で開催された大河ドラマ関連の博覧会への入場者も予想を大きく上回り、長浜城博物館そして彦根城への来場者も前年よりはるかに多く、関係者の御苦労の成果と嬉しく思います。
新年早々の降雪にもめげず連日テレビ出演されていたHさん御夫妻や、番組への助言や講演にご活躍の太田浩司さん、さぞお疲れであったことでしょう。視聴率も良好で成果も生まれたことは喜ばしいことでした。
そしてもうひとつ、3館連携の「神仏います近江」展の開催は素晴らしい企画でした。全国でも有数の神様、仏様を有しながら、どうにも多くを発信できていなかったのか、近年とみに再認識されていることは、嬉しいことです。企画展の開催はまさに時期をえたもので近江の歴史の奥深さをまざまざと示したものだったといえましょう。
多くのすぐれた文化資産を有しながらも、ともすれば発信力が乏しかった滋賀県ですが、これを契機に奥ゆかしさをふっ飛ばして、新しい年には果敢な挑戦を始めたいものです。滋賀の優れた自然、歴史、文化の発信により一層精進できるよう来年も邁進したいと思っております。
新年早々には、若き民俗学者橋本章さん著の『近江の年中行事と民俗』を刊行します。さらに2月には第24回大近江展の開催テーマにそって『近江のまつりを歩く』の発行を予定しています。どうぞ来年もサンライズ出版にご期待ください。本年も大変お世話になりありがとうございました。どうぞ良き年をおむかえください。