教育のあり方を問う 政策批判と「子ども事件」
A5判 160ページ 並製
ISBN978-4-88325-679-2 C0037
奥付の初版発行年月:2020年02月
書店発売日:2020年03月16日
在庫あり
滋賀県内の高校で社会科の教員を38年務め、「納得できないことには黙っておられない」著者が、現在の教育政策を厳しく批判する。「『上からの教育改革』を斬る」と「『子ども事件』を読み解く」の2章から成る。
はじめに
第1章「上からの教育改革」を斬る
1 教員免許更新制をどう見るか
2 「つくる会」の歴史教科書、どこが問題か
3 「戦争をする国づくり」へ
――安倍「教育改革」の行方
4 戦後教育改革と文部省著作教科書『民主主義』
5 フィンランドの教育改革と日本の「教育改革」
6 「3.11」が日本の教育に投げかけたもの
7 「職員の働き方改革」に関する中教審答申を批判する
8 「教育勅語」を復活させてはならない
――「教育勅語」問題の歴史的経過と問題点
第2章「子ども事件」を読み解く
1 学校教育と子どもの人権について
――「いじめ」と体罰問題を中心に
2 今、問われているのは何か
――校門圧死事件に思う
3 大河内清輝君の「いじめ自殺事件」をどう受けとめればよいか
4 少年をそこまで追いやったものは何か
――みんなで考えよう神戸・小学生殺害事件
5 長崎・佐世保市、小学生殺害事件について
6 今日のいじめをどうとらえ、どう取り組むか
――大津の中学生いじめ・自死事件をふまえて
7 「指導死」について考える
おわりに
1934年、大津市で生まれる。京都大学文学部史学科卒業。滋賀県内の高校で社会科の教員として38年間勤務。退職後、立命館大学非常勤講師・同教職支援センター職員。
現在、滋賀県立大学非常勤講師、幻住庵保勝会理事、滋賀県民主教育研究所副理事長
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