1.インターネットとは…
簡単に言うと、パソコンを利用した地球規模のネットワークです。世界中のパソコンとあなたのパソコンが結ばれ、不特定多数の相手の情報を見る、それらに対して意見や返事を出し、また自分から情報を発信することができます。そしてその際、相手はパソコンなのですから、自分の好きなときに情報を見たり、返事を出したりができるのです。
これまで、情報を入手したり他者とコミュニケーションをはかる場合は雑誌、テレビ、郵便、電話、FAXが考えられましたが、これらすべての役割をインターネットが果たす、と言っても過言ではありません。また、あなたが送った意見や返事が反映されるスピードも比較的速いため、ツーウェイ式のコミュニケーションが可能とも言えるでしょう。インターネットでは「スピード・リアルタイム」という言葉が大切なキーワードなのです。
2.必要な機器と手順を簡単に…
インターネットを始めるために必要なものは、
1.パーソナルコンピュータ
世間一般で「パソコン」と呼ばれるものです。
2.インターネット接続ソフト
インターネットの回線を使用し、情報を見るためのソフトが必要ですが、パソコンによっては最初から搭載されています。
3.モデム
パソコンで作成したデータを電話回線で送れるように変換するための機器です。逆に電話回線で送られてきたデータを自分のパソコンで使えるようにも変換します。
4.電話回線
いま、家庭で使用している電話線でも利用できますが、インターネット接続中は話中となり、電話やFAXが使えないのため、専用のデジタル回線(ISDN)などがあります。
5.プロバイダ契約
これがなければ、インターネットができません! インターネットへの接続業者(プロバイダ)に加入し、世界中でただ一つしかない、あなただけのメールアドレス(個人を識別するもので、電話番号もしくは住所にあたる)を入手します。今後はこのメールアドレスあてに電子メールが届き、あなたが出したメールにもこのアドレスが差出人として記されます。
●Macintosh(マック)にするか
Windows(ウインドウズ)にするか、それが問題だ…
マックはソフトウェアとハードウェア(本体、ディスプレイなどの総称)、ウインドウズはソフトと考えましょう。マックのハードの大半はアップルコンピュータが製造したものですが、ウインドウズは多くのメーカーが様々な機能付きのハードを製造しており、選択肢が広いのが魅力です。でも、iMacのお洒落なボディも捨てがたい…。どちらを買うか迷ったら、両者の違いに着眼してみましょう。
一般的に言われることですが、インターネットを見たり、文字を扱う面では、ウインドウズに軍配が上がるでしょう。ソフトの種類も豊富です。また、マックは画像(グラフィック)や音楽関係の処理に優れています。ということは、あなたがパソコンで何をやりたいのか、つまり用途や目的によって、選んだ方がいいと言えます。
●プロバイダ(インターネットへの接続業者)はいずこに?
国内に数百社が存在するといえ、一般にテレビや雑誌等で企業広告を目にする機会が少ないせいか、まだまだなじみは薄いと言えます。反対に、パソコンショップに設置のパンフレットや専門誌等では情報過多となり、どこを選ぶべきか悩むことに…。選択のポイントは、
1.自宅の近くに接続ポイントがあること
2.回線数の多いところ
(混雑時間帯時、「接続できませんでした」の連続で結局プロバイダを変更したという人も多いようです)
3.トータル料金
(料金には「固定制」「従量制」「基本+従量制」の3つがあります)
4.サポートの良いところ
(困ったときの対応など)
5.その他のサービス
(ホームページを開設できるなど)
と、以上のような点があげられます。