杉山与志男(すぎやま・よしお) 昭和40年代、小型建設機械の販売が始まった頃に入社。以来、湖北地域で建機部門の販売・営業サービスを担当。 |
──展示コーナーに来るといらっしゃる、そろいの赤いベストを着た皆さんはヤンマーを定年退職なさったOBだそうですが。
操縦コーナーの機械の操作の案内や展示の解説は、約50名のヤンマーOBが務めています。65歳の私が一番の若手ぐらい、70歳代の人が多く、最高齢は82歳です。5つのコーナーごとに10人ずつの体制で、1日2人ローテーションで館に来ています。
立地からしても営利でやっているわけではないことがわかるので、少しでもヤンマーに対する理解が深まればと、自主的に集まったメンバーです。
屋内ですので、ショベルの動力は電気ですが、操作方法は100%実機(現場で使われている本物の機械)と同じです。もちろん安全のために可動範囲に制限はかけてあります。本当は、これもキャタピラより上が360度回転するんやけど…(笑)。
編集後記
ちょうどこの号が出る頃(4月下旬)、湖北の田んぼは代掻きの最盛期のはず。水が入った田を進む「赤いトラクター」と、それを追いかけながら白サギが掘り起こされた虫やミミズをついばむ光景は、春の風物詩です。ヤンマーミュージアムのビオトープも植物が生長して、掲載した写真とはずいぶん違う姿になっていることと思います。
(キ)