多賀道と御代参街道

多賀の本 1
多賀道と御代参街道 多賀信仰のひろがり

多賀町史編纂を考える委員会 編
B5 72ページ 並製
ISBN978-4-88325-656-3 C0325
奥付の初版発行年月:2018年03月
書店発売日:2019年02月28日
在庫あり
1500円+税

内容紹介

滋賀県内には「多賀」を示す道標が多く残っている。室町後期、布教活動を行う坊人が組織され、延命長寿願う多くの人々は多賀大社に参詣した。また、江戸時代に御代参街道が整備されてから、伊勢と多賀を結ぶ道は参詣道として賑わった。これら往時の道を明治時代の地図を元に道標などを頼りに辿ってみた。

目次

はじめに
1章 中山道からの道
2章 湖東地域から多賀への3ルート
3章 五僧越え
4章 鞍掛越え
5章 御代参街道―伊勢と多賀を結ぶ道
6章 多賀大社と信仰

前書きなど

■はじめに■
滋賀県内には「たが」「たが道」など多賀を示す道標が多く遺されています。つまり多賀へ行く道はすべて「多賀道」であり、「多賀への道」は「多賀大社への道」と考えてよく、多くの「多賀道」が存在することになります。
多くの「多賀道」があることは、多賀大社の長い歴史とその信仰のひろがりを表していると考えられます。
「多賀町史編纂を考える委員会」では、「多賀道」に関した本ができないかという意見が出ました。そこで4人の委員で、まとめることになりました。
「多賀道」として、大きく5つのルートについて考察しました。中山道からの高宮・大堀・原ルート、愛知川を渡り、旧愛知郡を通る湖東地域ルート、岐阜県からの五僧越えルート、三重県からの鞍掛越えルート、そして御代参街道ルートです。
明治26年頃に陸地測量部が測量した地図をベースにし、道標を辿りながら、その道を「赤線」で示しています。道はその後幾度も改変され、現在も続いています。<これらのルートは部分的に紹介されることはあっても、全体としてとらえられることは、あまりありませんでした。それゆえ難しい面もあり、とりあえず形にしましたが、ご叱責の声が聞こえるようです。ぜひご意見・ご教示をお寄せください。
平成三十年三月
 多賀町史編纂を考える委員会

   

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