食べ伝えよう滋賀の食材

食べ伝えよう滋賀の食材

滋賀の食事文化研究会 編
B6判 144ページ 並製
ISBN978-4-88325-502-3 C0077
奥付の初版発行年月:2012年12月
書店発売日:2013年01月12日
品切
1800円+税

内容紹介

中日新聞滋賀版の連載を単行本化。日野菜・山田大根などの伝統野菜、アユ・ビワマスなどの琵琶湖の魚貝類、豊かな季節の食材66品目をカラー写真入りで紹介。滋賀の環境で育まれた伝統食材を次世代に食べ伝えよう。

目次

ヒウオ/フナ/セタシジミ/ウグイ/塩ブリ/鮎河菜/ふきのとう/うど/山椒/滋賀の茶/北山茶/そらまめ/いちご/アユ/ビワマス/ハス/イワトコナマズ/ゴリ/三度豆/仁保うり/かんぴょう/いたちきゅうり/下田なす/杉谷なすび/とうがらし/弥平とうがらし/坊ちゃんかぼちゃ/そうめんかぼちゃ/笠原しょうが/くさぎ/梅/高溝もも/大中すいか/なりくらまくわ/まくわうり/南浜ぶどう/いちじく/あいとう梨/近江米/もち米/そば/さといも/清水芋/秦荘のやまいも/さつまいも/日野菜/伊吹大根/山田大根/ずいき/坂本菊/栗原ごぼう/水菜/尾上菜/高月菜/栗/栃の実/滋賀の柿/西村早生/イサザ/ホンモロコ/コイ/近江牛/えびいも/じねんじょ/豊浦ねぎ/菅浦みかん

前書きなど

 琵琶湖のある滋賀県は、典型的なアジアモンスーン圏の特徴を持ち「米と魚の故郷」です。周囲は1000m級の山に囲まれ、県域に降った雨は、平野を潤し、お米を育て、やがて琵琶湖へと注がれ、豊かな淡水魚介を育ててきました。琵琶湖にしかいない固有種の多くが、食材になっています。滋賀の食事文化研究会は、伝統食を調査し、継承していこうと二〇数年間、研究会活動を行なってきました。その作業を通じて、滋賀県の気候・風土で育てあげられてきた食材こそが、私たちの命をつないできてくれたのだと、改めてその大事さをかみしめています。滋賀の人々が永く育て伝えてきた食材を失いたくない。これらを栽培して、料理して、食卓にのせ、味わって、次の世代に受け渡していきたいと思っています。本書がその一端を担ってくれることを切に願っています。

   

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