蒲生氏郷伝説

淡海文庫 68
蒲生氏郷伝説

振角 卓哉
B6判 200ページ 並製
ISBN978-4-88325-200-8 C0321
奥付の初版発行年月:2021年06月
書店発売日:2021年07月10日
在庫あり
1500円+税

内容紹介

信長に絶賛され、秀吉に従い松坂、会津城主となるも、四十歳で亡くなった蒲生氏郷。文武に秀でた彼は多くの伝説や逸話に登場する。その根拠はどこにあったのか。氏郷の生地、日野町教育委員会に勤める著者がその事績を辿るとともに、伝説の根拠と真相に迫る。巻末には史料を掲載。

目次

はじめに
第一章 氏郷通史
 蒲生の系譜 
 日野における蒲生氏郷    
 伊勢松ヶ島・松坂での氏郷        
 会津での氏郷
 
第二章 武人伝説
 猛将伝説の始まり――「ガモジ」が来た
 敵将は語る 
 史資料に遺された武将氏郷の気性
 鯰尾兜の謎 
 江戸時代の庶民の氏郷イメージ 
 
第三章 行政官としての氏郷伝説
 謎多き日野の居城「中野城」とその城下
 音羽城再建の可能性
 日野、松坂、会津城下の謎 

第四章 趣味人氏郷伝説
 千利休が愛でた「飛もじ」
 好評を得た演能 

第五章 氏郷伝説エトセトラ
 日野鉄砲と氏郷  
 日野菜と氏郷――月岡派と蒲生氏 
 もうひとつの氏郷銅像 

 あとがき
 蒲生氏郷略年表 
 史料
 参考文献

著者プロフィール

振角 卓哉(フリカド タクヤ)

1969年広島県福山市生まれ。1992年追手門学院大学文学部心理学科卒業。滋賀県日野町教育委員会嘱託、兵庫県夢前町教育委員会嘱託を経て、現在、滋賀県日野町教育委員会生涯学習課歴史文化財担当専門員。三重県無形文化財「亀山藩御流儀心形刀流武芸形」保存赤心会員。
主な著作は、「仁正寺藩陣屋」(中井均編『近江の陣屋を訪ねて』、サンライズ出版、2021年)、「佐久良城、鳥居平城、音羽城、鎌掛城・山屋敷」(中井均編『近江の山城を歩く』、サンライズ出版、2019年)、「鎌掛城」(城郭談話会編『図解 近畿の城郭Ⅴ』、戎光祥出版、2018年)、「九居瀬城、和南城」(城郭談話会編『図解 近畿の城郭Ⅳ』、戎光祥出版、2017年)など。

   

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