少年の眼に映った満州

増補版 少年の眼に映った満州 鞍山・七嶺子村の出来事

手島 清美
A5判 248ページ
ISBN978-4-88325-672-3 C0095
奥付の初版発行年月:2019年12月
書店発売日:2020年01月15日
在庫あり
2000円+税

内容紹介

満州の“鉄の都”鞍山に移り住んだ僕たち家族5人。家は3階建てアパート、愛犬はベローとアミー。楽しいことの連続だった暮らしが、昭和19年7月、B29の空襲により一変した。引揚げまでの満州生活を回想した初版に、同書を読んだ同級生との書簡のやり取り、2019年5月に再訪した鞍山・七嶺子村紀行の2章分を新たに収録。

目次

  まえがき
  増補版のまえがき
1 鞍山と昭和製鋼所の歩み
2 満州へ
3 鉄の都・鞍山
4 港町・営口
5 ベローとアミー
6 空襲だーっ
7 七嶺子村へ疎開
8 日本の敗戦
9 お父ちゃんの復員
10 手島二等兵の脱出行 その一
11 千山事件(七嶺子村事変)
12 手島二等兵の脱出行 その二
13 再び鞍山へ(レンさん一家の献身)
14 ソ連軍の進駐・撤退と鞍山争奪戦
15 困窮と弟の死
16 引揚げ
17 帰国、そして故郷福山へ
18 七十余年の時を越えて
19 鞍山・七嶺子村紀行(あれから七十四年)
  あとがき
  増補版のあとがき
   参考文献

著者プロフィール

手島 清美(テシマ キヨミ)

1937(昭和12)年7月 広島県福山市入船町にて生まれる。
1943(昭和18)年6月頃 家族で満州へ移住。鞍山市に住む。
1946(昭和21)年7月 葫蘆島より引揚げ。博多の陸軍病院を経て福山へ帰還。
1948(昭和23)年4月 福山市立東小学校3学年に編入学。
1951(昭和26)年3月 同校卒業。
1954(昭和29)年3月 福山市立東中学校卒業。
1957(昭和32)年3月 広島県立福山工業高校卒業。
1962(昭和37)年3月 東京工業大学理工学部卒業。
1962(昭和37)年4月 三井造船株式会社に入社。研究部配属を経て主として回転機械関係の業務に従事。
1997(平成9)年6月 同社退社。
1997(平成9)年7月 京都大学大学院工学研究科機械工学専攻常勤講師。
2001(平成13)年3月 同学定年退官。
2001(平成13)年7月 有限会社手島技研パートナーズ設立、代表となる。
岡山理科大学非常勤講師などに従事するかたわら、子供たちに理科の楽しさを教えるボランティア活動を行う。
工学博士(名古屋大学)
技術士(機械)

   

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