湖国に模擬原爆が落ちた日

別冊淡海文庫 17
湖国に模擬原爆が落ちた日 滋賀の空襲を追って

水谷 孝信
B6判 224ページ 並製
ISBN978-4-88325-163-6 C0021
奥付の初版発行年月:2009年07月
書店発売日:2009年07月30日
在庫僅少
1800円+税

内容紹介

昭和20年7月24日、京都への原爆投下をもくろんで、滋賀県に模擬原爆が落ちた。空襲被害、学堂疎開、挺身隊、勤労動員、捕虜収容所など、滋賀県における戦争末期の銃後の真実を追う。

目次

はじめに
第一章 湖国に模擬原爆が落ちた日
    ──滋賀の空襲を追って
知られぬ事実
滋賀県の空襲
B29迎撃の「飛行第二四四戦隊」と八日市空襲
模擬原爆パンプキン
原爆投下チーム「第五〇九混成群団」
日本各地のパンプキン投下空襲
県下最大被害の東洋レーヨンの空襲
パンプキンを投下した
「ストレートフラッシュ」機長 クロード・イーザリー
空襲の被害とその記録
「命の記録」を未来に
第二章 湖のほとりの戦世
    ──沖縄県女子勤労挺身隊
女子挺身隊
近江航空
沖縄県女子勤労挺身隊
「命どぅ宝」─平良さんの戦後 
第三章 ふたたび「花も蕾の若桜」
    ──学徒勤労動員の記録のその後
県内の学徒勤労動員の記録その後
滋賀師範 彦根経専の勤労動員
内湖干拓と北海道農業学徒の動員
朝鮮人労働者・朝鮮農耕隊
滋賀の俘虜収容所
「ミスタータナカ、クリスマスは母国で迎えるよ」
学徒の犠牲 コニャンの悲劇
第四章 旧日本軍の毒ガスと滋賀県
長浜商業生の「防毒面」訓練
饗庭野と毒ガス
毒ガスの投棄処分
特殊・砲弾の琵琶湖湖中投棄
第五章 皇后のビスケット
    ──子どもたちの戦場「学童疎開」
学童疎開という軍事作戦
滋賀県への疎開
がんばってなんかいない
学童疎開と現代
終章 走れ「ぞうれっしゃ」
     ──あとがきにかえて
滋賀県の「象列車」

参考文献
資料・写真提供

著者プロフィール

水谷 孝信(ミズタニ タカノブ)

 1955年  滋賀県長浜市生まれ
 1980年より滋賀県高等学校社会科教諭
  現在  滋賀県立長浜北星高等学校勤務、歴史教育者協議会会員
  著書  『反省!部落問題学習』部落問題研究所 (共著)
      『近江路散歩24コース』山川出版社(共著)
      『滋賀県学徒勤労動員の記録』ウインかもがわ
      『滋賀の歴史散歩』山川出版社(共著)など

   

1件のコメント


  1. そうなの?

    コメント by bう — 2013年11月29日 @ 10:53 PM

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