
70歳独居老人の京都従心案内 完全版
B5 248ページ 並製
ISBN978-4-88325-855-0 C0026
奥付の初版発行年月:2025年09月
書店発売日:2025年09月12日
近日刊行予定
孔子曰く「七十にして心の欲する所に従う」、略して「従心」。高齢者向けの京都ガイドがないことに気づいた著者が、心の欲するまま京都に通い詰めてまとめたガイドブック。歴史が息づく平安京大内裏、御土居、琵琶湖疏水から、現代の京料理と花街事情まで、辛口コメントも交えて解説。「京都に最大の影響を及ぼした天下人は秀吉かも知れない」――2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の予習として、豊臣秀吉による京都大改造の跡をたどるガイド本にも最適!
第1部 京都の基礎知識
第1章 京都の魅力
第2章 京都の歴史
第3章 京都の寺と神社
第4章 京都の四季
第5章 京都の祭と行事
第6章 京都の食と酒
第7章 京都の文化と習俗
第2部 京都開発の歴史を歩く
第8章 平安京を探す
第9章 秀吉の夢をたどる
第10章 御土居をめぐる
第11章 秀吉の伏見開発
第12章 高瀬川を下る
第13章 琵琶湖疏水を行く
第14章 大津に住む
索引
昨年,旧版『70歳独居老人の京都従心案内』(2022年)の間違いを正すべく,「改訂版」を発行したが,訂正しきれていないことに気が付いた。多分私の遺作になるであろうと考えると,たまらなく恥ずかしいので「完全版」を出版することにした。
さらに,この際,一般書ではあまり取り上げられない仏教の近現代史と神道通史を加えることにした(第3章)。京都では仏教界の話は敬遠されるし,神道については戦前の国家神道がトラウマとなり国民的思考停止に陥っているようである。しかしながら,これらを知らずして日本及びその国民性について議論しても,隔靴掻痒となり腹に落ちないと思う。
一冊の中で,仏教と神道を同時に俯瞰しているのはおそらく本書のみと思う。外国人にわが国を説明する際はもちろん,自らを知る上でも役立ってくれることを期待したい。
1952年北海道生まれ
北海道大学大学院工学研究科修了 工学博士
専門は建築環境工学・建築省エネルギー
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