はっぱいろの宝箱

はっぱいろの宝箱

滋賀県児童図書研究会 編著
A5横変 176ページ 並製
ISBN978-4-88325-678-5 C8095
奥付の初版発行年月:2020年04月
書店発売日:2020年04月23日
在庫あり
1400円+税

内容紹介

『滋賀の子どものたからばこ』『続 滋賀の子どものたからばこ』『にじいろ宝箱』に続く4冊目の童話集。人間国宝の一龍齋貞水さんが来ることになった守山の中洲小学校。小学校6年のヨシヒロは、皆の前で講談を覚えて披露することになりました。いよいよ当日、ぎっしりの人の前で最初のひとことが出てきません。そして……。「トトントントン! ぼくは中洲小の講談師」を含む本当にあった話をもとにまとめた13篇を収録。

目次

この本を読むみなさんへ
トトントントン! ぼくは中洲小の講談師! 文・朝倉圭子 絵・浪花由里
ろくろっ子 文・平松成美 絵・伊藤空
見上げれば(草津町たんけん) 文と絵・竹谷利子
「西野水道」たんけん 文と絵・西堀たみ子
こころをつなぐ和ろうそく 文と絵・楠秋生
ぼくら八日市飛行場で会ったよね 文と絵・松本由美子
ヨシの原のこわい話 文・古田紀子 絵・克つ
ジェーンちゃんのなぞ 文・尾崎美子 絵・たかむらゆき
いわな給食 文と絵・一円重紀
じごく花はオンリーワン 文・寺井一二三 絵・さとうくにこ
「ありがとう」の、びわ湖花火 文・上田英津子 絵・美濃部幸代
はじめての探鳥会 文と絵・林田博恵
水はどこから? 文・藤谷礼子 絵・美濃部幸代
解説
参考文献・協力いただいた方
挿絵をかいた人たち
執筆者紹介

前書きなど

はっぱいろの宝箱

はっぱいろの宝箱をおとどけします。
はっぱいろの宝箱は、四つ目の宝箱です。
「ほかの三つは、どんな宝箱?」
「なにいろの宝箱なんだろ。」
そう思ったあなたは、図書室に行ってみてください。
たくさんの本の間に、もぐりこんでいるかもしれません。
宝探しをしませんか。

はっぱいろの宝箱にお話の宝物をつめているとき、吉野(よしの)彰(あきら)さんの笑顔がテレビに大写しになりました。日本中にお祝いの拍手がおこっています。吉野彰さんが、2019年のノーベル化学賞を受賞されたのです。
電気は貯められないといわれていますが、吉野さんたちが発明したリチウムイオン電池は蓄電池です。蓄電池が世界に広がったら、今、子どもたちも心配している地球温暖化の問題を、解決する力になるかもしれません。
もしかしたら、吉野さんが宝箱に入るかもしれません。蓄電池の大切な部材であるセパレータの「ハイポア」が、滋賀県の守山にある旭化成工場で作られているからです。

宝箱にはあなたの町の宝物が、つめられているかもしれません。おとなり町の宝物が入っているかもしれません。
人かも知れないし、物かもしれません。出来事だったり、昔のお話だったりしています。

そうそう、一番大切に感じた宝物を、ぜひ読んでください。
笑っている子、くちびるをかんでいる子、考えている子、ため息をついている子、ドキドキしている子、つかれている子、いろいろ子どものお話を入れました。なんでもないような暮らしは、宝物です。そして、子どもたちも宝物です。

宝箱には、輝いている宝物はもちろんですが、かすかな光りを放っている宝物も集めました。「宝箱」のお話は、どれもほんとうのことを素にしています。
こんどあなたの宝物を教えてください。宝箱に入れて、たくさんの子どもたちに知らせてみませんか。

   

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