段取り八分 近江学園木工科における職業準備支援
四六判 200ページ 並製
ISBN978-4-88325-593-1 C0037
奥付の初版発行年月:2016年05月
書店発売日:2016年05月27日
在庫あり
木を使ったモノづくりを通して知的障害をもつ子どもたちを育ててきた滋賀県立近江学園木工科で、主任として子どもたちに接した著者が、就労支援や職業訓練にたずさわる人々に向けて、知的障害児への職業準備支援の流れを紹介。「自信は成功体験の積み重ねにより育まれるものです。木工科ではこれを、『この仕事をしたい』と思える仕事を段取りし、それがうまくできるよう技術面でサポートすることにより支援をしています。」(本文より)
はじめに
第一章 近江学園について
一 近江学園の概要
二 近江学園での生活
第二章 木工科について
一 生産することをとおして子どもを育てる場所
二 社会にでて働くもとになる力
三 木工科におけるモノづくり
第三章 木工科の実践
一 日課
二 年間をとおしての取り組み
三 木工科製品のご紹介
第四章 生活力
一 食事
二 睡眠
三 薬について
四 身のまわりを整える力
五 自分の時間のすごし方
第五章 社会性
一 人のよさを認め、頼りに思う気持ち
二 返事をする力
三 挨拶をする力
四 感謝の気持ちを伝える「ありがとう」
五 失敗したときの態度
六 規範意識
七 お金の使い方
八 社会的なものを利用する力
第六章 仕事力
一 見る力
二 聞く力
三 考える力
四 感じる力
五 働く手
六 報告・連絡・相談
七 安全・正確・速度
第七章 豊かな心
一 自己統制力(セルフコントロール力)
二 意欲
三 精神的エネルギー(精神力)
おわりに
昭和49年、奈良県奈良市生まれ。平成13年6月、滋賀県の児童指導員に採用され、滋賀県立近江学園でそのキャリアをスタートさせる。その後、近江学園の木工科副主任、滋賀県立草津高等技術専門校の指導員として、知的障害をもつ人の就労支援に携わり、平成20年~24年にかけて、近江学園の木工科主任として、職業準備支援に従事する。
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