空と森の王者イヌワシとクマタカ

びわ湖の森の生き物 1
空と森の王者イヌワシとクマタカ

山﨑 亨
四六判 216ページ 並製
ISBN978-4-88325-372-2 C0345
奥付の初版発行年月:2008年10月
書店発売日:2008年10月27日
在庫あり
1600円+税

内容紹介

空高く舞い上がり急降下して獲物を狙うイヌワシと、森の樹々の中へ身を隠して獲物を待つクマタカ。ともに日本を代表する大型猛禽類だが、両者の生態は長らく謎に包まれてきた。その飛翔する姿に魅せられ、同好の仲間とともに彼らを観察してきた著者が、対照的な狩りの姿や驚きの子育てなど、日本の山岳地帯の気候と地形に見事に適応したその生態を紹介。

目次

第1章 「幻の鳥」イヌワシとの出会い
第2章 日本イヌワシ研究会の設立
第3章 映画「イヌワシ風の砦」の完成
第4章 猛禽類
第5章 北方系のイヌワシ vs 南方系のクマタカ
第6章 森の精「クマタカ」との出会い
第7章 イヌワシの分布と生態
第8章 クマタカの分布と生態
第9章 イヌワシとクマタカの不思議な行動
第10章 天狗伝説とイヌワシ
第11章 イヌワシもクマタカも棲める琵琶湖源流域

前書きなど

鋭いくちばしとまん丸の眼。その存在感に惹き付けられた著者たちの40年近くにわたるイヌワシ・クマタカを追い求める好奇心と行動力。そして発見したのは、イヌワシ・クマタカは“琵琶湖の守り神”であるという隠された大自然の意味。壮大な謎解き物語の完成に、心から拍手を送りたい思いでいっぱいです。
滋賀県知事 嘉田由紀子

著者プロフィール

山﨑 亨(ヤマザキ トオル)

1954年滋賀県生まれ、鳥取大学獣医学科卒業後、信州大学教育学部生態学研究室で鳥類生態学を学ぶ。1977年から滋賀県職員として、畜産行政や家畜伝染病予防業務に携わりながら、ライフワークとして、イヌワシ・クマタカの生態研究および野生動物医学を通じた自然環境保全に取り組む。1995年からアジアの猛禽類の研究と保護の推進に着手し、1998年にアジアで初めての猛禽類シンポジウムを滋賀県で開催したのを機に、1999年にアジア猛禽類ネットワークの設立に尽力。2004年に滋賀県職員を辞め、アジアの自然環境保全を図るため、アジア各国での地域住民と一体となった猛禽類の研究と保護活動に傾注している。

   

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