2019年 10月 23日
門脇正人著『「朝鮮人街道」をゆく 彦根東高校新聞部による消えた道探し』が中日新聞で紹介されました
▼誠信の交わり 隣国への思い(12)
「平和の道」たどってみて
朝鮮人街道を探した愛荘町立歴史文化博物館元館長 門脇正人さん
……調査した当時は、朝鮮人街道は通信使が通った道ではなく、道路工事などで労働者として日本に来た朝鮮人が使っていた道だと勘違いしていた人も多かった。本のタイトルを「消えた道探し」としたのは、単に道がなくなっただけでなく、平和の道があったという歴史が植民地支配によって消されたという意味も込めたかったからです。
今では地元の自治体も、朝鮮人街道を古道として宣伝するほど知られるようになり、街道の各所には案内表示も設けられていて、誰でもたどれるようになっています。友好への熱い心を持ちながら街道を歩いてみて、両国がちゃんとした付き合いをしていた歴史の事実を冷静に押さえてほしいです。(中日新聞2019/10/23)
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