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豊臣秀長の真相
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豊臣秀長の真相

太田 浩司
判型 B6判 216ページ 並製
ISBN 978-4-88325-861-1
刊行年月日 2025年12月24日
書店発売日 2025年12月24日
本体価格 1,500円+税
税込価格 1,650
担当から一言

著者の研究は、中世の自治集落として名高い菅浦の調査に始まる。明治大学修士を終えると長浜市の学芸員として中世の研究はもとより北近江に関する調査・研究の輪が拡がる。国友鉄砲・豊臣秀吉・小堀遠州など北近江を取りまくあらゆるテーマと格闘し、調査・研究のわが拡がっていく。常に史料を重視したその成果は大きく評価され、同時にそれら成果を一般普及書として次々刊行しつつ、地域の人々を巻き込んで歴史への興味の増幅を図ってきている。長浜をテーマとした大河ドラマ放映の影の功労者と言える。役所退任を機に、これまでの研究の成果に集大成といえる学術論文書を刊行し、現在は自身の守備範囲を超えた活動を展開するべく「淡海歴史文化研究所」を立ち上げその活躍が注目されている。

内容紹介

天下人・豊臣秀吉の弟は、如何なる人物であったか?秀吉にとって、どんな存在か?名補佐役であったのか?
戦国の近江に精通した著者が、古文書を中心にその「真相」を明らかにする。
小堀正次・藤堂高虎といった近江出身の秀長家臣にも注目しつつ、天下人の弟から見た天下統一の経過を活写する。

目次
第一章 豊臣秀長の生涯
第二章 長浜城主秀吉と秀長の行動
第三章 秀長の家臣たち
第四章 但馬攻めから統治へ
第五章 賤ヶ岳合戦へ
第六章 小牧・長久手合戦
第七章 秀長の紀州攻めと統治
第八章 四国攻め
第九章 大和支配
第十章 九州攻め
第十一章 秀長の死去と秀保相続
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前書きなど

 本書は、豊臣秀吉の弟である秀長の生涯を、歴史学的見地から考察した著作である。基本的に、歴史学において信頼がおける史料によって論を進めていくので、小説やドラマで描かれる秀長像について、そのすべてを描く訳ではないし、逆にあまり知られていない事実も触れることになる。

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著者プロフィール
太田 浩司(オオタ ヒロシ)

昭和36年10月、東京都世田谷区生まれ。昭和61年3月、明治大学大学院文学研究科(史学専攻)博士前期(修士)課程修了。史学博士。専攻は、日本中世史・近世史。特に、国宝「菅浦文書」や、戦国大名浅井氏に関する研究を行なう。昭和61年4月から市立長浜城歴史博物館に学芸員、平成26年4月から、長浜市長浜城歴史博物館館長を3年間勤める。市民協働部次長を経て、平成30年4月から学芸専門監。令和4年3月退職。現在は淡海歴史研究所所長。 著書に『テクノクラート小堀遠州』『近江が生んだ知将 石田三成』『浅井長政と姉川合戦』『湖の城・舟・湊 琵琶湖が創った近江の歴史』『戦国大名浅井氏と家臣団の動向』いずれもサンライズ出版。平成23年NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」では、時代考証スタッフをつとめた。

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