滋賀の文化情報誌デュエット新撰 淡海木間攫
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其の九虫生野(むしょの)火山灰
いきなり私事で恐縮ですが、先日祖母が亡くなりました。その通夜や葬式の席で立てる線香立てのなかのものを私は砂か灰だと思っていましたが、よく見るとそれは火山灰でした。これって昔から火山灰を使っていたのでし -
其の八ムギツク
成魚の全長は15cm。鼻先から尾ビレの二股部にかけ、体側に黒色の一本線が入り、おしゃれな印象を与える魚です。分布は、福井県、滋賀県、三重県以西の本州と四国の一部、九州北部です。比較的広域に分布する魚で -
其の六クセノキプリスの咽頭歯
クセノキプリス、舌をかみそうな、聞いたことがない言葉です。これは、あるコイ科魚類の名前です。日本にはいない魚ですが、中国ではふつうに見られる魚です。この魚は、今の琵琶湖には見られませんが、古琵琶湖の時 -
其の一セッケイカワゲラ
これからの季節、滋賀県北部の山々は厚い雪におおわれます。チョウやトンボなど春から秋に飛び回っていた虫たちのほとんどは、とっくに姿を見せなくなっていますが、虫の中にはこういう寒い季節をわざわざ選んで現れ
