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内容紹介
一口に歴史と言っても(日本歴史に限っても)その裾野は広く、深い。本書は、『日本書紀』をベースとして飛鳥(あすか)・藤原の時代に焦点を絞ったものである。ありていにいうなら、『日本書紀』の飛鳥・藤原の時代を中心に「つまみ読み」しながら、日本という国が形作られたその時代を物語的に追ってみたものである。この時代は、筆者がこれまでに二十年近く追い続けてきた古代史の一分野だ。もちろん、現在の奈良の様子もできる限り取り込んである。本書をつうじて、『日本書紀』をすこしでも身近なものとして見直して頂くことができ、また、日本という古代国家創造の時代に、多少なりとも関心を持つきっかけになればこれに勝る喜びはない。

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