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すみつぐ 愛すべき第二のふるさと走井
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すみつぐ 愛すべき第二のふるさと走井

NPO法人くらすむ滋賀
判型 A5判 44ページ 並製
ISBN 978-4-88325-833-8
刊行年月日 2024年12月03日
書店発売日 2024年12月03日
本体価格 2,000円+税
税込価格 2,200
内容紹介

わたしたちNPO法人くらすむ滋賀は、美しい家屋の「これから」と「これまで」の住まい手をつなぐ橋渡し役です。住まい手の語りを紡ぐことで、家屋に向けた思い出や想い入れに注目する「住まいの記憶史調査」を通じて、次代へと継承すべき地域文化やナラティブをとりまとめ、地域の固有性や情景を共有しながら、「売り手(貸し手)よし、買い手(借り手)よし、地域(社会)よし」の三方よしによる「住み継ぐ」まちづくりを目指しています。
くらすむ滋賀の「住まいの記憶史調査」で訪れた、栗東市南部に位置する中山間地域「走井(はしり)」の林業家・宮城定右衛門氏の語りを中心に、歴史、文化、農林業の魅力とともに、社会や地域の課題にも目を向け、ありのままの「走井」を紹介するためコンパクトにまとめたのが本書となる。

目次
はじめに
1 屋敷とひと
2 第二のふるさと走井
3 農と林のめぐみ
4 これからの走井とくらすむ滋賀
おわりに
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前書きなど

はじめに  NPO法人くらすむ滋賀は、美しい建物を次代へと住み継ぐまちづくりを通じて、心に残る風景やまち並みの保存に寄与したいと考えています。  住まい手や建物に関わる人々の建物に向けた想いや思い出に寄り添い、それぞれのナラティブから「まち」「地域」「自然」「文化」「生活」「暮らし」などを聴き取る「住まいの記憶史調査」を行い、空き家を地域課題ではなく地域資源と捉え直し、まちづくりに生かしていくことを目指しています。  今回訪れたのは、滋賀県栗東市の南部に位置する中山間地域、「奥こんぜ」とも言われる走井。  集落に在る「空き家」についての「語り」を得ようと、宮城定右衛門氏を訪問。走井集落の存続や農林業の後継者問題、まちづくりに向けた熱い想い、自身が住まう宮城邸の歴史と成長の物語を聴きました。我々訪問者への温かい心遣いに触れ、くらすむ滋賀として何かお手伝いできないかと思うに至りました。  この「住まいの記憶史調査」から得られた多くの「語り」を生かし、走井の暮らしや地域行事、奥こんぜの農林業や地域文化の継承に向けた課題を共有するためのツールとして、本書「すみつぐ走井」を作ることにしたのです。  宮城定右衛門さんという地域のまちづくりを牽引する人物、第2のふるさとと呼びたくなる走井を紹介することで、私たちがコミュニティの一員かのように温かく受け入れられた感動を、読者の皆さんと分かち合い、私たちの仲間へとご案内できたら幸いです。

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著者プロフィール
NPO法人くらすむ滋賀(エヌピーオーホウジン クラスムシガ)

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