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水と生きる地域の力
楊 平 / 嘉田 由紀子
| 判型 | A5 272ページ 上製 |
|---|---|
| ISBN | 978-4-88325-777-5 |
| 刊行年月日 | 2022年11月08日 |
| 書店発売日 | 2022年11月08日 |
| 本体価格 | 2,800円+税 |
| 税込価格 | 3,080円 |
内容紹介
「人類のコミュニティは水場からはじまった──水道の普及で私たちはそのことを忘れはじめているにすぎない。日本と中国で水と共にある暮らしを緻密に踏査した地域社会学者の提言の書。」早稲田大学名誉教授・元日本社会学会会長 鳥越皓之氏推薦! 日本の琵琶湖辺と中国の太湖周辺において、水辺のエコトーンを活用し、いかに稲作、漁撈、養魚、養蚕などの生業が複合的かつ合理的に実践されてきたかを紹介。地球規模の環境問題と気候変動が拡大するいま、改めてコミュニティ主義の有効性を問う。
目次
序章 『成長の限界』から50年
──水と生きる地域コミュニティの意味を日中比較の中から問う
第Ⅰ部 水と生活──関わりの多様性
第1章 水に寄り添う
第2章 水辺遊びの意味と環境適応
第3章 守りを貫く地域コミュニティ「生水の郷委員会」の挑戦
第Ⅱ部 水と生業──水陸移行帯における多重性
第1章 コモンズ環境としての水辺
第2章 農業にみる水とのせめぎ合い
第Ⅲ部 社会基盤を支える地域コミュニティ
第1章 若者を育てる地域の力
第2章 生活を支える基礎的な組織
第Ⅳ部 東アジアの中の魚米の郷──琵琶湖から太湖へ
第1章 水と生活──水上生活と陸上生活からみた自然との距離
第2章 水と生業──資源の循環からみる生業複合
第3章 人と湖との関わりの今昔──生業複合から単一機能化へ
終章 地球規模での気候危機にコミュニティ主義は有効か?
──水と生きる地域コミュニティの意味を日中比較の中から問う
第Ⅰ部 水と生活──関わりの多様性
第1章 水に寄り添う
第2章 水辺遊びの意味と環境適応
第3章 守りを貫く地域コミュニティ「生水の郷委員会」の挑戦
第Ⅱ部 水と生業──水陸移行帯における多重性
第1章 コモンズ環境としての水辺
第2章 農業にみる水とのせめぎ合い
第Ⅲ部 社会基盤を支える地域コミュニティ
第1章 若者を育てる地域の力
第2章 生活を支える基礎的な組織
第Ⅳ部 東アジアの中の魚米の郷──琵琶湖から太湖へ
第1章 水と生活──水上生活と陸上生活からみた自然との距離
第2章 水と生業──資源の循環からみる生業複合
第3章 人と湖との関わりの今昔──生業複合から単一機能化へ
終章 地球規模での気候危機にコミュニティ主義は有効か?
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前書きなど
著者の嘉田由紀子と楊平は、母娘のように世代が異なり、また中国と日本という育った文化の違いを越えて、「魚米の郷」や「針江」に魂をうばわれ、聴き取り調査にのめりこんできた研究仲間でもある。異なった文化で、また異なった世代で育ってきた二人がまさに世代と文化をクロスしながら、まとめあげたのが本書である。本書が、過去のノスタルジーではなく、地球の未来に人類として生き延びる一つの生態適応の、地域共同体の役割を最大限に活かすことができるライフスタイルを示すことになってほしいと願う。まさに「懐かしい未来」として、未来の方向を照らし出す書籍となってほしいと願っている。
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著者プロフィール
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