石を投げるな

石を投げるな ことわざ、伊・独・英 併記手帳

及川 弘
B5 216ページ 上製
ISBN978-4-88325-595-5 C1087
奥付の初版発行年月:2016年08月
書店発売日:2016年08月20日
在庫あり
2000円+税

担当から一言

84歳を迎えた著者が言語を学ぶ中で辞書を読んで気が付いたことわざを書き留め、その解説についても学数を進めてきた。しかも著者が学数してきた語学は6か国語に及ぶがその中で伊・独・英のことわざを場面・状況別に区分してまとめた。とりわけ著者が納得できないのが「一石二鳥」の解釈であり、長年の研究生活で動物とかかわってきた著者ならではの動物愛護の精神がその解釈への疑念に結び付く、語学学習の足跡を示す自分史の中にそのことに触れている。

内容紹介

ことわざ手帳の内容を開示するにあたって著者がどうしても受容できないことわざが「一石二鳥」の解釈であり、前半はそのことを追及する。永年薬学研究者として過ごした学究肌の著者らしい、言語へのこだわりが全編に流れる。さらに独自の言語学習方法についても紹介している。本書上梓に当たっては、構想や制作、装丁に及んで家族の温かい助け舟があった。

目次

第1部 石を投げるな
 第1章 「ことわざは生きている」
 第2章 石を投げるな 一石二鳥の合理的な解釈
第2部 ことわざ伊独英併記手帳
 第1章 人生を考える
 第2章 時間と人生
 第3章 学習訓練
 第4章 人間関係とくに友人
 第5章 行動
 第6章 人間社会のすがた
 第7章 健康・病気そして予防
 第8章 食事・満腹そして空腹
 第9章 法則と例外
 第10章 ローマは永遠の都
 第11章 筆者選定のことわざの出典となった文献数 "

   

1件のコメント


  1. 私は諺が好きなので、早速、読みました。面白い内容です。どこの国にも同じような諺や言い回しがあるものですね。
    日本の「売り言葉に買い言葉」も韓国では「行く言葉が美しければ、来る言葉も美しい」になります。
    さて、疑問が一つ。第2部、第5章、第29節の見出しは「多すぎると大きすぎるのは良くない」は、「多すぎるのと大きすぎるのは良くない」の方が良くはないでしょうか。

    コメント by 趣文理 — 2016年10月1日 @ 10:05 AM

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