竹生島奉賛会編『竹生島 琵琶湖に浮かぶ神の島』が中日新聞で紹介されました。
▼竹生島のガイド本を一新/長浜の奉賛会が30年ぶり
……三十年ぶりとなる島の公式ガイドブックの新訂版を発行した。「琵琶湖に浮かぶ神の島」と銘打ち、歴史や文化財、自然など多彩な魅力を一冊にまとめた。
国宝の都久夫須麻(つくぶすま)神社の本殿や宝厳寺の唐門をはじめ、建造物や絵画、工芸品、書跡などの文化財を、ふんだんに写真を添えて紹介。長浜城歴史博物館の太田浩司館長ら研究者が執筆を担い、信仰の島としての歴史や島にまつわる文学などを詳しく解説している。
……「来てくれる人に、より詳しく島のことを知ってもらえる一冊になった」と話している。……(中日新聞2017/03/13)
野村しづ一著『雪辱 真説・井伊直弼』の書評が近江同盟新聞に掲載されました。※「しづ」は「ウ冠+赤」
▼書評「雪辱 真説・井伊直弼」野村しづ一著 (評者)和田康
……本書の圧巻は何と言っても「明かされた真実」であるが、それを語るために人間直弼の魅力に焦点が当てられている。藩祖井伊直政やその父「亀之丞(後の直親)」は寺院に逃れ、そこで厳しい鍛錬をして人格を磨いたことがその後の井伊家繁栄につながり、臥薪嘗胆を旨とする「三百俵の宛行扶持」の大切さを彦根藩開府以来の不文律としたらしい。若いころの苦労は買ってでもせよと言う言葉は直弼の生涯を読んでみて、まことに痛感させられるのである。(近江同盟新聞2017/02/18)
野村しづ一著『雪辱 真説・井伊直弼』が滋賀報知新聞で紹介されました。※「しづ」は「ウ冠+赤」
▼小説「雪辱」/野村さんが出版
「桜田門外の変」の仇討ち/井伊直弼の生涯と史実
……幕府が同条約を結んで開国を許した判断は、天皇の許可を得ていない直弼の「独断」とされている通説への反意や、反感を抱いていた元水戸藩士たちによって直弼が暗殺(安政七年三月三日)された……約五か月後に、彦根藩士の小西貞義が仇討ちを果たしていることが貞義の親族から入手した資料から知ったことをきっかけに、筋立ては小説ではあるが、直弼の行動の裏表を史実にもとづいて執筆したところが注目される。……(滋賀報知新聞2017/01/27)