2020年 5月 13日

ゴー宣ネット道場で、薗田稔監修、李春子編著『東アジアの「伝統の森」100撰 山・川・里・海をつなぐ森の文化』が紹介されました

 
▼「伝統の森」100選(高森明勅)
 
……本の第1部では日本の「伝統の森」が70箇所、それに韓国20箇所、台湾10箇所の森が2ページの見開きで、人文学+植物学の観点から取り上げられている。
 
ちなみに、日本の「森」で最初に取り上げられているのは秋田海岸林・栗田神社。最後が沖縄・西表島の仲間川マングローブ林。ふんだんにカラーの写真を掲げ、また森の現況について専門的な記述も見られる。各地の植物専門家や樹医らと一緒に現地調査を重ねて完成させた労作だ。
 
第2部は李氏らの論文を収める。体系性や個別の論述の掘り下げについて、物足りなさを感じる向きもあるかも知れない。しかし、この種の書物はこれまで無かったのではないか。新しい探究の“端緒”としては、十分に意義のある著書だろう。
 
ゴー宣ネット道場2020/05/10
 
東アジアの「伝統の森」100撰 山・川・里・海をつなぐ森の文化
ISBN978-4-88325-677-8
 

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