2020年 12月 24日

滋賀報知新聞で中島伸男著『惟喬親王伝説を旅する』が紹介されました

 
▼「惟喬親王伝説を旅する」中島さんが自費出版/奥永源寺など8府県の伝説地巡る 調査・執筆12年の集大成
……
 惟喬親王は、第55代文徳天皇の第一皇子として844(承和11)年に生誕、897(寛平9)年に薨去(こうきょ)されたと伝わる実在の親王で、時の権力関係により皇位を継承できなかったため、都を離れ、各地を旅する逃避行の生活を送ったとの伝説がある。
 その逃避行先で暮らした各地に関わる親王への崇拝や地域との関わりが伝説として残っている。その一つ、東近江市奥永源寺地区の蛭谷(ひるたに)と君ヶ畑集落には、親王が伝授したとされる轆轤(ろくろ)技術により、椀や盆などを作る職人(木地師)が生まれ、全国にその名が広まったとされる。現在も木地師による木工製品が生み出されている。
 親王に関する伝説は、奥永源寺地区をはじめ県内各地のほか、京都、奈良、三重、大阪、石川などにも残されている。中島さんは、伝説のなかの親王の生きざまや崇拝から生まれた親王への信仰と文化に深い関心をもち、12年にわたり、伝説が残る地域への探訪や地元の関係者からの聞き取り取材を重ねて親王の姿に迫り、その集大成として1冊にまとめあげた。……(滋賀報知新聞2020/12/19
 
惟喬親王伝説を旅する
ISBN978-4-88325-708-9
 

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