2020年 10月 05日

毎日新聞で北川司郎編著『大沢四方山話 彦根市・平田町大沢の歴史散策』が紹介されました

 
▼1000年の地域史 自費出版/平安~現代 元県職員の北川さん/郷土愛あふれる労作
 
 彦根市平田町大沢地区の約1000年にわたる歴史を元県職員、北川司郎さん(76)がまとめ自費出版した。タイトルは「大沢四方山(よもやま)話―彦根市・平田町大沢の歴史散策」でA4判76ページ。写真や地図など計108枚も盛り込み、平安期の起源から現代までを詳しく紹介。ふるさとへの熱い思いが感じられる労作だ。
 
 巻頭には古地図(1893年)と航空写真3枚(1946、79、2011の各年)を掲載した。水田地帯が高度成長期、急速に宅地化された様子が一目瞭然だ。
 
 続いて平安から江戸期の歴史をたどっている。現在の大沢地区を貫くベルロード商店街(県道2号)は、11世紀末、人々が彦根山の寺に詣でるための「巡礼街道」だった。関ケ原合戦後は井伊家がこの山に彦根城を建築。城の南西2キロほどにある大沢地区では、藩主らがタカ狩りをするようになった。勢子(せこ)(鳥獣を駆り立てる役)が必要となり、入植者に家と土地を与えて約30戸の集落が作られたと説明している。
……
「郷土史論文などの引用も多いですが、自分史のようなつもりでまとめてみました。郊外がどのように都市化されていったのか、日本の一つの縮図として読んでいただければ」と話している。市内の図書館、公民館などに配布を予定している。北川さんの連絡先は(0749-26-5639)。(毎日新聞2020/10/03
 

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