近江天保一揆の基礎的研究

近江天保一揆の基礎的研究

古川 与志継
四六判 390ページ 並製
ISBN978-4-88325-639-6 C0021
奥付の初版発行年月:2018年04月
書店発売日:2018年04月30日
在庫あり
2400円+税

内容紹介

長年、野洲町(現野洲市)の文化財調査研究に携わった著者ならではの視点と豊富な史料から綿密な調査を踏まえた近江天保一揆に関する資料集。物語化する天保義民顕彰事業に対して、著者の調査研究成果を掲載するとともに、近江天保一揆の基礎的史料を紹介し、天保一揆の真実に迫る。近江の百姓一揆を探る格好の手引書。

目次

第1章 近江天保一戸の検証と研究のあゆみ
第2章 近江天保一揆と野洲の村と人々
第3章 近江天保一揆と甲賀の村と人々
第4章 近江天保一揆の資料・記録
第5章 近江天保一揆と義民伝承の一端

前書きなど

 近江天保一揆は天保13年(1842)10月に発生した近江最大の百姓一揆で、野洲、栗太、甲賀3郡の農民が関係し、一揆に伴い処罰されたり取り調べ中に亡くなった多くの人々が存在し、その人々を「天保義民」と呼ぶ。今日も旧野洲郡と旧甲賀郡の顕彰碑の前で、毎年10月15日に天保義民祭が行われ、その人々の顕彰活動が続く。江戸時代の大事件として近江の歴史を考える上で、この天保一揆と天保義民についての調査研究は大切なテーマと考えられる。この大事件から175年が経過し、初期の顕彰活動の中で一揆の伝承も物語化したところがあり、その真実に迫ることは、容易でないように思われる。
しかし、幕末期の一揆であるため資料は比較的多く残っており、私は機会を見て紹介してきた。本書ではそれらの小論を中心に、近江天保一揆の基礎的史料を紹介しながら一揆の真実に迫りたい。(前書き抜粋)

著者プロフィール

古川 与志継(フルカワ ヨシツグ)

1951年滋賀県に生まれ。滋賀大学教育学部卒業後野洲町に奉職。野洲町の文化財保護行政に深くかかわり野洲町歴史民俗資料館開設に尽力し、のちに館長を務める。本書は、大学3回生の時滋賀県三雲で行われた天保義民祭に参加したことが著者の本研究の端緒となり、その後、継続して調査研究を続ける。1992には野洲町歴史民俗資料館特別展「燃えよ近江ー天保一揆150年ー」を担当。定年3年前には地元のヴォーリズ建築の保存活用事業にも関わりまちづくりへの取り組みも行う。


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