ここまでわかった甲賀忍者

ここまでわかった甲賀忍者

畑中 英二, 甲賀流忍者調査団 監修,
A5判 64ページ 並製
ISBN978-4-88325-638-9 C0021
奥付の初版発行年月:2018年03月
書店発売日:2018年04月06日
在庫あり
900円+税

担当から一言

甲賀郡中惣という自治組織では、合議制を取り入れ、平等・横並びを重んじてきました。甲賀は地味と言われるけれど、忍者はあくま目立たないのが忍務であり、甲賀の特徴なのです。

内容紹介

伊賀と比べて何かと地味な甲賀忍者。実は甲賀では目立つことを良しとしない横並びの関係を保っていたのです。また蔵に眠る古文書を調べてゆくと在宅のまま尾張藩に仕えていた忍者がいたこともわかってきました。戦国時代から江戸時代の甲賀忍者の実像を明らかにするとともに、甲賀の里を紹介。

目次

序 ここまでわかった甲賀忍者
壱の巻 甲賀忍者 いた? いない?
弐の巻 忍者を生み出した戦国の甲賀
参の巻 江戸時代の甲賀忍者
肆の巻 甲賀の忍術
伍の巻 忍びの里 甲賀をゆく

前書きなど

■序 ここまでわかった甲賀忍者
 近年、磯田道史氏や山田雄司氏らによって忍者の学術的研究が飛躍的に進み、その像を結びつつあります。
 今日、忍者と言えばクールジャパンのキラーコンテンツ、ポップカルチャーとしての忍者が思い浮かびます。ここでいう忍者は、江戸時代以降に形作られてきた超人的な身体能力を持ち怪しげな術を用いるものを指すものですが、海外の人たちはともかく、日本に生まれ育った人たちの多くは、ここでいう忍者と、実際に生きていたであろう人達を同一視する事はあまりないようです。それでも「忍者なんて本当にいたの?」というまなざしで見られることしばしば。
 本当に忍者は存在したのか、存在していたとしたらどのような実態だったのでしょうか。忍者のふるさととして知られる甲賀としては明らかにしておきたいところです。
 本書では、近年飛躍的に研究が進んだ甲賀忍者の実像について述べていくことにします。もとより資料の少ない分野ではあるものの、江戸時代前期には確実に忍者が存在していることを明らかにできました。 (続く)

著者プロフィール

畑中 英二(ハタナカ エイジ)

1967年生まれ。博士(人間文化学・滋賀県立大学)。滋賀県教育委員会を経て京都市立芸術大学准教授。甲賀流忍者調査団副団長。専門は表向き考古学・陶磁史としているが忍者の研究に余念がない。研究者として正体がわからないところはある意味で忍者といえる。


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