決定版 三成伝説 

決定版 三成伝説  現代に残る石田三成の足跡

オンライン三成会 編
A5判 184ページ 並製
ISBN978-4-88325-600-6 C0021
奥付の初版発行年月:2016年09月
書店発売日:2016年09月15日
在庫あり
2000円+税

内容紹介

 関ヶ原の戦いの真実とは? 真田信繁(幸村)ら真田父子との関係は? 第一陣(第一部)では、出生の地・近江石田から佐和山、武蔵忍、肥前名護屋、朝鮮、関ヶ原、近江古橋、そして終焉の地・京、高野山まで、三成の生涯を追いながらゆかりの史跡を訪ね、残された伝説の「真実」を探る。
 直江兼続との間に徳川家康挟撃について密約はあったのか? 大谷吉継との友情は? 嶋(島)左近は近江出身か? 第二陣(第二部)では、正継・正澄・重家・辰姫ら石田一族をはじめ、嶋左近、蒲生郷舎(喜内)、真田信之、直江兼続、大谷吉継、舞兵庫、島津義弘ら、三成をめぐる人々を紹介し、彼らが印した足跡をたどる。
 インターネットでつながる全国のファンが、石田三成が生きた「証」を求め、国内各地はもちろん韓国にも足をのばして関連史跡をたどった。レア本となった初版のカラーページを再現した人気ガイドブックの決定版。

目次

■第一陣 三成の生涯を追って
  近江・石田/近江・水口/武蔵・忍/近江・佐和山/近江・彦根/朝鮮・文禄の役/
  肥前・名護屋/美濃・関ヶ原/近江・古橋/山城・京/紀伊・高野山/羽後・秋田
 ガイド:滋賀/埼玉/韓国/佐賀/岐阜/京都/和歌山/秋田
■第二陣 三成をめぐる人々
  石田正継/石田正澄/石田重家/辰姫/嶋左近/蒲生郷舎(喜内)/真田信之/
  直江兼続/大谷吉継/舞兵庫/島津義弘
 ガイド:京都/熊本/大分/青森/群馬/奈良/滋賀/岐阜/長野/新潟/福島/大阪 
■コラム
  忍城攻め諸将その後/佐和峯紅葉 許六詠/三成の藤/
  大垣や関ヶ原に残る遺跡・逸話/古橋の「都市伝説」/
  伏見大名屋敷の名残/直江兼続の墓もある高野山/三成の首はどこへ行ったか?/
  妙心寺寿聖院を訪ねて/生き延びた姉妹弟たち/津軽へ伝えられた「豊臣」の名/
  「蒲生郷舎」の本名/不屈の闘将吉継、烈雪に舞う/「若江八人衆」の行く末/
  粘り腰外交によって本領を安堵された島津家
■年表

前書きなど

[まえがきより]

石田三成がこの世を去って四百年。
長い年月の間にその足跡は風化し、
人々の思惑の中でゆがめられていった。
 
しかし、その生きた証は今も各地に残っている。
そのかすかな証を求めて、日本の北から南、
そして海を超えた異国まで訪ね歩き、
三成の「真実」を明らかにしようとした。
 
世に知られず、口伝や伝承のみに基づく史跡もある。
誰がいつ三成との関わりを唱えたのか不明なものも多い。
しかし、疑問視されている史跡こそあえて紹介したい。
 
なぜなら、私たちの生きる時代より前に、
三成の生き方を同じように追った人々の影が
そこに含まれているかもしれない、と思うからである。
 
これは石田三成と彼をめぐる人々の過去の流れを追い、
現代に伝えようと試みた記録である。
 
              オンライン三成会"

著者プロフィール

オンライン三成会(オンラインミツナリカイ)

インターネット上(on line)での石田三成ファンの集い。1999年に有志によって結成され、ネット上での情報交換のほか、関連史跡めぐり、講演会などを行っている。会員数は約100名。会員は日本全国にわたっており、中には三成公縁者やプロの研究者もいるが、大多数は一般の三成ファンであり、お互いのもつ三成像を熱く語り合っている。北海道、秋田県、群馬県、埼玉県、東京都、岐阜県、滋賀県、京都府在住の会員が執筆した。
ウェブサイト「オンライン三成会~石田三成のページ~」http://olmitsunari.mitsu-nari.com/

   

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