イタチムシの世界をのぞいてみよう

琵琶湖博物館ブックレット 3
イタチムシの世界をのぞいてみよう

鈴木 隆仁
A5判 120ページ 並製
ISBN978-4-88325-599-3 C0345
奥付の初版発行年月:2016年09月
書店発売日:2016年09月21日
在庫あり
1500円+税

内容紹介

イタチムシとは「イタチ」のような哺乳類ではなく、また「ムシ」というものの昆虫の類でもない。水底に棲む、体長わずか0.1㎜ほどの小さな多細胞生物で、ボーリングピンに尻尾をはやしたような愛嬌のある形の生物だ。「かわいらしい小虫」と表現もされ、少量ながらもイタチムシのグッズもある。ところが実物を見た人は少なく、本書ではこの小さな生き物の存在と周囲に暮らす隣人たちを紹介する。併せて採取方法や飼育についても言及する。

目次

01 イタチムシとは
02 イタチムシはイタチムシではない?
03 水田という住処
04 イタチムシの隣人たち
05 水田のイタチムシ
06 湖沼のイタチムシ
07 特殊なイタチムシたち
08 日本で見られるイタチムシたち
09 イタチムシ類の遺伝子解析
10 イタチムシの起源
11 イタチムシを記載する
12 フィールドでの採取をしよう
13 イタチムシの飼育

著者プロフィール

鈴木 隆仁(スズキ タカヒト)

1983年生まれ、愛知県碧南市出身
琵琶湖博物館学芸技師
子供のころから変な生き物に興味を持ち、大阪大学で
頭足類の寄生虫の研究をしている際に、ついにイタチムシとの
出会いを果たす。

   

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