脱・住宅短命社会

脱・住宅短命社会 住居管理と中古住宅市場の課題

山﨑 古都子
A5判 234ページ 並製
ISBN978-4-88325-473-6 C3030
奥付の初版発行年月:2012年04月
書店発売日:2012年04月23日
在庫あり
3500円+税

内容紹介

なぜ日本の住宅寿命は短いのか? 日米の住宅観と住宅市場の比較からみえてきた住宅寿命を延ばすための処方箋。早期修繕を重ねるDIY技術の普及と公正な住宅評価制度の確立で、スクラップアンドビルド社会から抜けだそう!

目次

序章 短命な住宅社会の課題
既存住宅が短命な社会の課題/短命な住宅による環境の破壊

第1章 スクラップアンドビルド社会の検証
スクラップアンドビルドを招いた住宅需給構造/住生活の近代化・商品化による住宅の短命化/普請から耐久消費財になった住宅と住居観
第2章 住宅の長寿化に寄与できない日本の中古住宅市場
日米比較による中古戸建住宅の需要特性/住宅の資産観と耐用性の日米比較/住宅の「期待耐用年数」及び平均寿命の日米比較
第3章 軽んじられてきた住居管理技術
住宅の寿命を縮める効用維持回復論 /住居の保全状態を左右する居住者の管理能力/家事労働のジェンダーバイヤスと住居管理の衰退の相関性
第4章 既存住宅の検査の効用と日本の課題
放置されてきた住宅検査/求められる公正な住宅市場情報の開示 /永住指向者からみた住宅評価制度の課題
終章 既存住宅の長寿化を実現する仕組みと課題
日本の住宅を長寿にするための社会的住居管理システム/最後の課題

著者プロフィール

山﨑 古都子(ヤマサキ コトコ)

1943年生まれ。滋賀大学名誉教授。著書として、『住宅の社会的管理に向けて』(編著・都市文化社)、『住教育未来のかけ橋』(共著・ドメス出版)など。論文「日米比較から見た日本の中古戸建住宅需要特性」で都市住宅学会賞受賞。

   

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