琵琶湖と地域文化

琵琶湖と地域文化 林博通先生退任記念論集

林博通先生退任記念論集刊行会 編
A5判 460ページ 並製
ISBN978-4-88325-448-4 C1021
奥付の初版発行年月:2011年06月
書店発売日:2011年06月04日
品切
9000円+税

内容紹介

近江大津宮や琵琶湖の湖底遺跡の調査研究で知られる林博通氏の滋賀県立大学退任記念論集。知己の研究者ら65名が日本国内はもとより海外の研究対象についての論考を寄稿。バラエティに富んだ内容となった。

目次

林博通先生略歴
林博通先生主要著作目録

▼弥生前期集落の一様相/中村健二▼弥生系竪穴建物の終焉とその後の展開について─紀ノ川流域を中心として─/大木要▼土器様相からみた集落の構成─近江における弥生から古墳時代前期の事例─/近藤  広▼古墳出現期の受口状口縁土器の特色と地域性/中居和志▼福知山盆地に見る庄内期の鉄器・鏡と景初四年銘盤龍鏡/杉原和雄▼前期小形前方後円墳の史的位置/用田政晴▼古墳造営の労働編成(滋賀県湖東地域の事例)その1/林純▼南九州における車輪石の拡散/南健太郎▼古墳時代「喪葬遺跡」という枠組み/穂積裕昌▼突帯間隔設定技法の進展過程─連結法の提唱─/髙木清生▼近江八幡市・車塚古墳出土の「帯金具」について/才本佳孝▼初現期にみる竈の系譜に関する問題─南丹波の竈をめぐって─/高野陽子▼三重県出土の陶質土器/定森秀夫▼湖西首長墓の研究Ⅲ─田中王塚古墳周辺採取の埴輪片について─/宮崎雅充▼近江・冨波亀塚古墳出土埴輪の再検討/辻川哲朗▼たぬき塚古墳と周辺の古墳/竹村吉史▼穴太遺跡の大壁建物─平成21年度調査の成果をもとに─/西中久典▼飛鳥古京の攻防─壬申紀にみる小墾田兵庫と留守司─/相原嘉之▼日本都城における条坊制都城の成立とその政治・社会的要因/木原克司▼礼制からみた日本古代宮室中枢部の変遷について─周制の三朝制、明堂、唐制、洛陽の視点から─/豊田裕章▼大津宮選地考─神仏に護られた大津宮─/葛野泰樹▼近江大津宮の研究課題/細川修平▼近江大津宮「朝堂西第一堂」の検討/吉水眞彦▼穴太廃寺と条里の編年/吉本昌弘▼滋賀里遺跡で検出した道路遺構について/須崎雪博▼西河原遺跡群とその周辺/徳網克己▼近江湖南における山岳信仰の系譜─紫香楽における大仏造営の背景─/畑中英二▼蜷川式胤の石山寺所蔵古瓦調査/薮中五百樹▼近江のV字状断面素弁蓮華紋軒丸瓦/北村圭弘▼植治の庭 清流亭と碧雲荘に入った河内古代寺院の塔心礎/髙井晧▼下野国府と大光寺/木本雅康▼9世紀行幸についての覚書/内田順子▼古代集落と地域開発(1)─愛知川左岸低地─/田中勝弘▼条里地割と湖岸をめぐって/古川与志継▼「山寺」遺構の構造と解釈/藤岡英礼▼観音寺城の構造試論─観音正寺との関係を中心として─/中井均▼観音寺城下石寺の「バンバ道」に関する若干の検討/坂田孝彦▼安土城馬場平・お茶屋平における改築について/仲川靖▼坂本城出土瓦の検討/木戸雅寿▼矢穴考2─八幡城跡にみる矢穴石材分割技法─/北原治▼佐和山城跡の表採資料観察ノート(1)─軒丸瓦・丸瓦編─/林昭男▼特別史跡彦根城跡表採瓦の紋様構成について/三尾次郎▼鉄瓶の歴史/五十川伸矢▼和鏡を用いた前立について  ─和鏡使用法の一例─/青木豊▼墓標が語る宿場町の近世/市川秀之▼近江の石造常夜燈についての覚書─東近江地域周辺における未報告資料を中心に─/田井中洋介▼伊吹山の薬草利用─昭和前期の対山館長生園の葉書から─/髙橋順之▼琵琶湖南湖の住環境の変遷/濱修▼塩津港遺跡に見る琵琶湖の水位変動/横田 洋三▼草津市芦浦遺跡の変遷/田路正幸▼修験と胎内くぐり─大峯山の擬死再生行場の成立─/菅谷文則▼積善院「秋田祭(印鑰祭)」に関する一考察/土橋誠▼西日本のオコナイ行事に見る呪術的共通性について/中島誠一▼百済の複都制をめぐる問題/田中俊明▼韓国慶州徳洞廃寺の梵字□考/高正龍▼魏晋南北朝壁画墓の威儀具と初期道教像/門田誠一▼鬼瓦にみる神獣像の再検討/毛利光俊彦▼墓誌の連珠紋縁飾り(予報)/山本忠尚▼中国上海嘉定県封浜出土の宋代船/辻尾榮市▼ロシア極東新石器時代の土製施紋具について/内田和典▼ヤナ漁の人類史/植田文雄▼遺構と生活面2─考古学基礎研究メモ2─/山本一博▼一日本人が見た韓国ソウル市景福宮の歳月/神谷正弘▼考古学からみた邪馬台国時代の近江─イメージ考古学から─/白井忠雄▼文化財担当者の文化的景観(その2)/奈良俊哉

   

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