琵琶湖をめぐる交通と経済力

びわこの考湖学 1
琵琶湖をめぐる交通と経済力

滋賀県文化財保護協会 編
四六判 189ページ 並製
ISBN978-4-88325-394-4 C0321
奥付の初版発行年月:2009年10月
書店発売日:2009年10月10日
在庫あり
1600円+税

内容紹介

現在のように、道路網、鉄道や自動車という交通手段のなかった時期、琵琶湖水運は列島物流の大動脈であった。また、大陸からの文化も、日本海から琵琶湖を南下し畿内へと伝わった。滋賀県には全国屈指を誇る文化財が伝えられているが、これらが生まれ、守り伝えられてきた背景には経済力がある。まさに琵琶湖を中核として、交通や経済が発展してきたのである。本書は平成20年1月から平成21年5月まで産経新聞滋賀版に連載した『びわこの考湖学(こうこがく)』第一部をまとめたもの。

目次

序 章 琵琶湖をめぐる交通と経済力
第一章 東西南北を結ぶ琵琶湖
第一節 日本海ルートの終着点としての琵琶湖
第二節 急がば回れ瀬田の長橋
探訪 瀬田唐橋と龍王宮秀郷社
第二章 古代琵琶湖の水の道
第一節 古代琵琶湖のターミナル
第二節 北の要 塩津港
探訪 塩津のまちなみ
第三章 中世琵琶湖をめぐる人々
第一節 中世琵琶湖の経済
探訪 延暦寺から坂本里坊へ
第二節 中世琵琶湖の交通とくらし
探訪 葛籠尾崎湖底遺跡
第四章 琵琶湖を統べる人─中世から近世へ─
第一節 信長と琵琶湖
コラム 天正大地震  探訪 勝野津の大溝城
探訪 安土城の見どころ  探訪 秀吉が築いた水城・長浜城
第二節 秀吉と琵琶湖
探訪 城館を思わす芦浦観音寺
第三節 家康と琵琶湖
探訪 膳所城 
第五章 近世の経済と琵琶湖
第一節 大津の繁栄とその背景
コラム 街道沿いの石造物   探訪 大津城跡と大津百町
第二節 彦根の水運
コラム 琵琶湖と淀川水運  探訪 筑摩神社と朝妻湊
第六章 琵琶湖へのまなざし
第一節 琵琶湖の船
コラム 穴村のもんもん
第二節 水上交通から陸上交通へ
探訪 海津の石積み
第三節 琵琶湖に夢みたこと
コラム 琵琶湖疏水
結びにかえて
編 集 後 記
参考文献

   

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