時に挑み越し方80

時に挑み越し方80

中島 一
A5判 561ページ 並製
ISBN978-4-88325-380-7 C0095
奥付の初版発行年月:2009年02月
書店発売日:2009年02月20日
在庫僅少
3000円+税

目次

■1925■
私の生まれたふるさと 幸津川/むらの伝説と昔ばなし/クリークを行く田舟・牛舟/住み馴れし住まいの風景/家でつくる『ふなずし』/氏神さまの『カンコの舞』/伊勢の大神楽がやってきた/大戦で亡くなった軍人さんの「村葬」/行き通よい─道と湖上のみち/『蒸気』に乗って湖を走る/花いちもんめ/まりつきの歌/下駄かくし チュウネンボ/
■1932■
私どものむら/晴れて小学一年生/教えられし『修身』/よく学び よく遊べ/『國語讀本』で忘れ得ぬ文章/真面目質問を引き出す『理科』/今でも好き『地理』/怒れる時は猛獣も恐れた田村麻呂とはどんな人/乗合バスで『春が来た』の大合唱 /ふじの山/台風は講堂を倒した/ガリバー旅行記に教えられたもの/『敵中横断三百里』は勇気を与えてくれました/私の『繪描き』への夢果たされず/子どもの頃の忘れ得ぬ歌/暴れ三羽烏の先生と「七」のオッサン/弟と二人で鶏を飼う/修身書の國民の務『租税』について/『伊勢・奈良修學旅行』と一銭貯金/何よりも怖かったツーシンボ
■1938■
滋賀県立唯一の工業学校 彦根工業学校建築科に入学/男女七歳にして席を同じうせず/大東亜(太平洋)戦争時の彦根工業学校の教育など/陸軍予備校姿とびんたを喰らう憐れさ/夏は湖での水泳訓練─多景島遠泳を果たす/雪にも負けず─お多賀さんへのマラソン大会─/海軍甲種飛行予科練習生を受験する/怖かった上級生の『大説法』と虚しさ/陸軍饗庭野演習場での滋賀県下中等学校連合大演習/體力章検定で上級合格、グライダー部長を命じられる/聖勅ノ大旨ヲ奉體シ實踐ニ力ムベシノ激励/憶い出も新たな個性豊かな恩師/縣社下新川神社の『すし切り』の神事に奉祀しました/滋賀県下一、二位を競う常勝の排球(バレー)部/惧れた『學校手牒』/幼い頃に受けてた 父母の教え コミュニティの諭し/建技将校か官立名古屋工業専門学校進学かを迫られる/戦時体制故の 彦根工業學校繰上げ卒業
■1944■
数多の変遷を経て官立名高工・名工専そして国立名古屋工業大学に/私の名古屋工業専門学校のころ/名古屋市中心市街地へ焼夷弾の雨が降る/勤労動員中の出来ごと─三河地震と講義中止/空襲下の勤労動員 終戦による学生復帰/八月十五日〔昭和二十(一九四五)年〕/終戦の夜の読書/学力向上とお膳が賑わう家庭教師の喜び/中京法律専門学校へ編入学を果たし、名古屋工業専門学校は、外地高専、陸士・海兵生徒の編入生で満杯の授業そして卒業/大東亜(太平洋)戦争とは何だったのか⑴ /大東亜(太平洋)戦争とは何だったのか⑵
■1947■
一九四七年から一九四九年の越し方/終戦直後の住宅補修と復興の風景/戦後の建築・行政組織の異状な変遷に遭遇して/戦後五年間の住宅・建築行政の第一線で⑴/戦後五年間の住宅・建築行政の第一線で⑵/戦後初の『中層耐火公営住宅』東京高輪に出現/“平成”を願った戦後の住宅・建築行政を走り抜ける
■1949■
山深い『禅寺』で二年間の下宿生活/大都市の急激な変化に迫られた建築基準法の改正/五十年代に期待する建築家/任意団体から社団法人滋賀県建築士会常務理事を永らく務めました/ハンムラビ法典における建築士の責任にひかれ、㈳日本建築協会に入会/琵琶湖大橋のマスタープラン制作の記/一月一日朝日新聞のイラストが、名古屋工業大学転任の新年のご挨拶に
■1963■
そして、母校名古屋工業大学助教授として、教育・研究学者に就任/㈳日本建築学会東海支部常議員、本部評議員を仰せつかる/先輩の戦略に屈し、㈳愛知建築士会、常務理事として活躍する/著書『建築と緑』を刊行するにあたり/文化をつなぐ地域総合雑誌『C&D』の編集長を引き受けて/わが家の引越八回目、やっと終の棲家に辿りつく
■1968■
愛知工業大学に転任─建築学科草創の頃─/授業料値上げ反対、経理公開等の学園紛争真最中の学生部長/現代建築学生気質をみた/小論文、設計作品、面接で入会が認められた、㈳日本建築家協会/三十年前の中国訪問見聞記/中国南京工学院(現東南大学)客座教授となり講義する/世界デザイン会議を名古屋でもって/愛知工業大学建築学教室の揺籃期の頃/愛知工業大学・中国/湘潭大学から名誉教授の称号を受けました ■1993■
彦根市長に中 さん初当選─にっこり新人中 さん─/平成五(一九九三)年五月十日彦根市長に就任しました/初めての彦根市議会本会議での所信表明/平成五(一九九三)年の国内外の出来事と彦根市政/天皇陛下に〝ふなずし〟と〝彦根牛〟の食い意地の恨みを申し上げました/皇太子殿下の「詩情を漂わせた」との〝魞〟と〝ふなづし〟をお話ししました/ 秋篠宮殿下ご夫妻に彦根での全国愛瓢大会の折、「琵琶湖」等についてお話ししました/紀宮清子内親王殿下を彦根城にご案内しました/天皇、皇后両陛下から赤坂御苑での『春の園遊会』にお招きを受けました/小泉総理大臣主催による、新宿御苑での『桜を見る会』にお招き頂きました/スウェーデン国王閣下・王妃を彦根城と彦根城博物館にご案内しました/駐日インド マニ・ト・リバティ大使を彦根城と玄宮園にご案内しました/二十一世紀に向けての彦根文化創造の〝核〟『ひこね文化プラザ』出現/小澤征爾・新日本フィル交響楽団、念願の彦根公演なる/岩城宏之・オーケストラ・アンサンブル金沢 彦根公演も/私も合唱団員、ひこね市民手づくり『第九』演奏会 十回目を数える/NHK『のど自慢』私の市長在任中二回公演/ミュージカル『つばめ』彦根で昼夜二回公演に大成功/『鳥人間』コンテスト選手権大会三十一回目となる/蒼樹山関引退相撲・断髪式(両国国技館)後援会長として挨拶、入鋏する/ルネサンス彦根『夢京橋キャッスルロード』と『四番町スクエア』/国宝彦根城天守など、平成の大改修無事完成しました/甦った彦根城濠の水、築城以来初の浚渫無事完了しました/次期市長選に立候補しない と表明した/退任に当たっての市職員の皆さんへの挨拶/彦根市長の三期十二年の市政をふりかえって
■2005■
退任後のライフスタイルへの期待の大きさ/『徳 有 隣』─徳孤ならず、必ず隣有り─/同窓会・同級会の会長・理事等役員を仰せつかって飛び回っています/彦根青年会議所、彦根クラブ、名古屋滋賀県人会とともに歩み続けて/彦根市日中友好協会会長、滋賀県日中友好協会副会長、彦根市日韓文化交流会会長を仰せつかって/合気道(会)滋賀県支部顧問、平八会顧問。サロン・ド彦根という自由談話の会に参加しています/井伊直弼和歌集『柳廼四附』の輪読会と『俳友会』の会員として励む/多くの揮毫 ベートーヴェン『第九』唱い続けて十年、なお…。/故人は墓のなかにはいないのですか
■気がつけばTV・ラジオ出演、講演三十年(一九六三〜一九九三)■
気がつけばCBCラジオ放送十一年六か月/日本人の感性 精神をかたち化する表現/一月七日は人日と呼びますが…/早春 梅、そして桜/花 八十八夜と茶摘み/初夏 緑に染まって暮らす 暮らしの衣替、鰹/夏座敷 夏暖簾 そして浴衣/木と日本人─和風の響き、内と外の自然/日本の住まいと木 しなやかな住み方/枕草子と方丈記の『住まい』/レオナルド・ダ・ビンチの『モナ・リザ』 クリムトの『接吻』/ミケランジェロのデルフォイの『巫女』とモディリアーニの『黒いネクタイの女』/レンブラントの『夜警』 ムンクの『叫び』/ボッティチェリの『春』 ジョルジョーネの『嵐』/ベートーヴェンの『第九交響曲』と交響曲第五番『運命』/シューベルトの『未完成交響曲』と『鱒』五重奏曲
■日本のまちを訪ね調べて五十六年(一九四七〜二〇〇三)■
伊達六十二万石城下町『仙台』 自然の手による『松島』/歴史・文化を守り育てる『小樽』 市民主体の都市創り『四日市』/ファッションタウンを目指す『桐生』 蔵造りの小江戸『川越』のまち/豊かなまちづくり、人づくりの『掛川』 元気な、誇れるまちを目指す『大和高田』/区画整理が起爆変身の『高松』 御三家と異なる雰囲気の『水戸』/まちを流れる清流の城下町『郡上八幡』 宮川の清流、東山の寺々、小京都『高山』/空洞化を乗り越え「にぎわいあるまち創り」の『彦根』/北国街道と琵琶湖水運の結節点『長浜』 額田王と大海人皇子贈答歌の舞台で知られる『八日市』/観光戦略、リサイクル都市『松江』 聖なる水と緑の奏でる郷『亀岡』/お伊勢 まいり/白壁となまこ壁のまち『倉敷』/偉人たちが巣立った美しい歴史的風土のまち『津和野』/八百万の神に会いに行く「神在月」の出雲大社/日本平の「赤い靴」の像と、久能山東照宮/丸子路の風味を伝える「とろろ汁」の丁字屋/鯖街道を花折峠から朽木の名刹興聖寺・旧秀隣院庭園へ/哀れ仲時と随士四百三十余名の墓は苔むしぬ/比叡山延暦寺東塔を歩む
■気がつけば世界のまちを巡りて三十六年(一九六七〜二〇〇三)■
歴史と人々の生活との絶え間ない調べは『交響詩』のようです/テヴェレ川と長江と/プラタナスの緑陰に包まれた中国・南京/鑑真和上所縁の地、江蘇省揚州を訪ねて/平湖秋月の杭州に遊ぶ/ローマに通じるシルクロードの起点 西安/アテネの『アクロポリス』はムセイオンの丘から/古代ローマ帝国の中枢 フォロ・ロマーノ/九百十の橋で繋がれたアムステルダムのまち/中世と現代が息づくベルギー・ブリュッセル /中世の面影残すスイス・チューリッヒ/アントニ・ガウディのまち スペイン・バルセロナ/スペイン・トレドのまち並み、まち角/グラナダヘ─イスラム最後の拠点/エジプト カイロの都市とピラミッド/ボスポラス海峡のトルコ・イスタンブール/モーツァルトのまち オーストリア・ザルッブルク/バイエルン山腹の白亜のノイシュヴァンシユタイン城/チェコ・プラハのモルダウ川/北欧のヴェネチヤと呼ばれる スウェーデン・ストックホルム/森と湖のまち フィンランド・ヘルシンキ/ミシガン湖畔のアメリカ・シカゴへ/イギリス・ロンドンの まちと建築

   

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード。

所属シリーズ・ジャンル

エッセイ・評論・小説・詩
ページの上部へ