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美術館・博物館・水族館・文化財受託庫を総合した施設として、昭和36年(1961)3月20日に開館した滋賀県立琵琶湖文化館。その外観から湖 畔の「浮城」と称され、半世紀にわたって県民に親しまれてきましたが、今年度をもって休館することになりました。今回は改めて、その歩みと収蔵品の魅力に 迫ります。

滋賀県立琵琶湖文化館
3層5階建ての本館正面にある階段を上がった所(2階)が入り口。館が建てられた打出浜は、明智左馬之助光春(明智光秀の従弟)が馬に乗ったまま坂本城 へ向かった「湖水渡り」の地として、歌舞伎や講談に取り上げられて有名。建設中だった頃の新聞記事によると、1階石垣風の部分をヨットハーバーにして琵琶 湖を船で往来する計画もあった。

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