インタビュー ノムラ文具店の120年
インタビュー ノムラ文具店の120年

 明治26年(1893)創業以来、彦根市銀座町の現在地で営業を続けてきたノムラ文具店が、今年6月30日をもって閉店しました。「文具の野村」として知られ、彦根周辺はもとより、卸商として県内文房具店の多くとつながりのあった同店。3代目となる野村善一さん(82歳)にその歴史をお聞きしました。

[表紙写真]

野村商店(後のノムラ文具店)の昭和5年正月初荷
提供:野村善一さん
 中央の赤ん坊が当時1歳だった野村善一さん。その右が、戦時中、満州支店に赴任することになる川崎光治さん。その右、着物の男性が善一さんの父・2代目野村善七さん。背後にあるのが、荷を満載した大八車。
 手旗に書かれたマークは、明治の創業期から用いており、昭和43年(1968)に卸商として善一さんが設立したヤマノ商事株式会社の社名の由来となった。

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